いなべFM第84回令和6年7月26日「介護予防教室について」

ページ番号1014250  更新日 令和6年8月8日

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いなべFM第84回令和6年7月26日「介護予防教室について」

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介護予防事業は、要支援の高齢者が要介護状態になることや、要介護状態になった高齢者の状態の悪化を防ぐことが大きな目的です。今回は、「介護予防教室」について、いなべ市社会福祉協議会介護支援課介護予防係 伊藤伸之さんにお話を伺いました。

 

 

 

利用しやすく、参加しやすい介護予防教室

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伊藤 伸之さん

いなべ市社会福祉協議会では、介護予防・日常生活支援総合事業として、生活不活発病の予防と改善、脳の活性化、閉じこもり予防、運動機能の向上といった重点目標のもと、保健と医療の専門職が、日常生活に支障のある生活行為を改善するためのプログラムの提供を行っています。いなべ市には、いろいろな介護予防の取り組みがあります。

「はつらつ教室」は、通所型の短期集中サービスです。利用者の目標達成に向けて、運動機能、認知機能、口腔ケア、栄養プログラムといった総合的なプログラムの提供を行っています。会場周辺の公園への散歩や、他者との交流、公共交通機関の利用など、幅広い活動を取り入れることで、日常生活動作の向上を図ります。また、サービス終了後でも自宅で長く過ごすための方法を教室内でお伝えしています。

「いろいろコース」は、65歳以上であれば、どなたでもご利用いただけます。利用者に、”楽しい”を共有し合いながら取り組めるプログラムを提供し、心身の健康を目指しています。高齢の方の保有率も高くなってきたスマートフォンや、各種デジタル機器を活用した内容を実施しています。

昨年度、介護予防・健康づくり事業の一環として実施させていただいた健幸フェスタでは、100名近い方に参加いただきました。ご自身の姿勢や、普段の歩行姿勢の分析、筋肉量の測定、普段の食生活を数値化できる機器を体験していただきました。利用者からは、「80歳の誕生日に家族からスマートウォッチをプレゼントされた」というエピソードを伺い、ご自身の健康管理に対するデジタルへの意識が高くなっていることを実感しました。

令和6年度は、従来の取り組み内容に加え、デジタル機器を活用しながら、新しい体験を皆さんにお届けできるよう、様々なイベントを企画していますので、ぜひご参加ください。

まとめ

お話にありました「はつらつ教室」の対象者は、要介護認定で要支援1や2の方、または要介護認定を受けていない方で、基本チェックリストに該当する項目があって、事業対象者と判定された方となっています。おうちの中で引きこもりがちであった方が、はつらつ教室を利用されるようになり、だんだんとご自分を取り戻して、以前のような生活が出来るようになったという方もたくさんいらっしゃるようです。

できるだけ早く要介護状態とならないように対策をとることが大切です。

介護予防については、いなべ市社会福祉協議会 介護支援課 介護予防事業係、電話0594-37-6375へお問い合わせください。

 

 

このページに関するお問い合わせ

福祉部 長寿福祉課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7819 ファクス:0594-86-7865
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地