いなべFM第75回 令和6年3月8日 「訪問看護師の役割」

ページ番号1013876  更新日 令和6年3月19日

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訪問看護は、在宅療養をする利用者さんに対して、個別性の高い看護を提供しています。

今回は、ナーシングホームもも 四日市 訪問看護師 筒井みどりさんへのインタビューです。

 

24時間365日訪問看護を提供!

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筒井みどりさん

「ナーシングホームもも」はいなべ市、東員町、桑名市、四日市市に事業所があり、色々な介護サービスを展開していますが、すべての事業所に訪問看護を開設して、24時間365日、地域で療養する人に看護サービスを提供しています。看護師が自宅に訪問することで、自宅にいながら病気の看護やリハビリが受けられ、安心して病気と共に暮らすことができます。

今や日本は超高齢社会に突入していますが、高齢者だけではなく、どの年代の人も、自身がこれからどうやって生き抜くのか、どこでどう暮らし過ごすのかを考える時代が来ています。色々な場所で色々な生き方、暮らし方があるかと思います。「どんなに楽しい国内旅行や世界1周の海外旅行に行っても、やっぱり家が一番いいなぁ。」「病気になっても、年をとっても、家で過ごしたい、暮らしたい。」などと思う人は70%以上となっています。そんな自宅での療養生活のお手伝いを、訪問看護は行っています。利用されている方々の暮らしは、奇跡的で普通では起こるとは考えられないような不思議な出来事、またそれが起こる場所でもあり、看護師の立場からでも感動の連続です。利用された方の人生の軌跡(ドラマ)には、食べられなかった方が食べられるようになったり、体調がよくなったり、歩くことが難しくなった方が道具を使って歩けるようになったり、障害を持ったお子さんの成長と共に喜び、ある時は穏やかな人生の最後のお看取りされる家族を支援し、ご本人、ご家族共々に満足できる最後であったりします。私たち看護師も一緒に泣いたり笑ったり、喜んだりと、利用者様やご家族から元気やパワーをいただいています。

私は訪問看護を始めて16年が経ちます。そのうちの15年間、2歳から17歳までの人工呼吸器をつけたお子さんの入浴介助に訪問させていただきました。

そのお子さんは、つい先日亡くなられて、とても悲しい出来事でしたが、そのお子さんと家族からいただいた、15年の思い出と信頼関係が、今の私の訪問看護の原点を作っています。「自宅で病気を抱えながら暮らすことに不安はありませんか?」「介護、子育てに不安はありませんか?」そんな時、私たち訪問看護師は、24時間体制で対応します。訪問看護師は、人が生まれた時から最後を迎える日まで、地域のみなさんを支えられるよう、常に学び頑張っています。

 

 

まとめ

「病気や障がいがあっても、住み慣れた家で暮らしたい」「人生の最期を自宅で迎えたい」と望まれる方が増えています。しかし、「家族だけで介護や医療ケアができるだろうか」「一人暮らしだけど大丈夫?」と不安に思うことも多いと想います。そんな時に頼りになるのが訪問看護です。

訪問看護などの介護サービスに関するお問い合わせは、0594-86-7818いなべ市地域包括支援センターまでお願いします。

インタビューの内容は趣旨を変えない程度に編集しています。

このページに関するお問い合わせ

福祉部 長寿福祉課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7819 ファクス:0594-86-7865
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地