いなべFM第95回令和7年1月17日放送「地域包括支援センター」について

ページ番号1014538  更新日 令和7年1月30日

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いなべFM第95回令和7年1月17日放送「地域包括支援センター」

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地域包括支援センターは、高齢者が住み慣れた地域でその人らしい生活を送ることができるように、介護保険サービスをはじめ、様々なサービスが活用できるよう、総合相談業務を担っています。今回は、いなべ市地域包括支援センター社会福祉士の高田千絵さんへのインタビューです。

 

 

高齢者のふくし総合相談窓口 地域包括支援センター

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いなべ市地域包括支援センターは、いなべ市役所内にあり、いなべ市社会福祉協議会の職員14名が在籍しています。保健師、主任ケアマネジャー、社会福祉士などの資格を持つ専門職です。職員がお互いに協力し、得意分野を生かしながら、さまざまな相談に対応しています。

地域包括支援センターの関わりの中で、印象深いAさんとのエピソードを紹介します。

Aさんは、60代で脳梗塞を発症し、軽い歩行障害の後遺症が残りました。Aさんは自宅に閉じこもりがちになり、このままでは心身の機能が低下していくことが予想されました。心配した娘さんが、地域包括支援センターへ相談に来られました。

Aさんの身体状況や年齢、改善の可能性を検討して、短期集中型の介護予防教室の利用を始めました。規則正しい生活リズムを整え、定期的に教室に参加することで、心身機能や精神面にも良い影響がみられ、表情もよくなりました。活動的になって、自宅周辺の散歩ができるようになり、さらにはボランティア活動ができるまでになりました。教室への参加をきっかけに、Aさんが自分の力に気が付き、周囲の関わりによって活動の広がりを実現した事例でした。

Aさんには、けがや病気をしたとしても、高齢者は支えてもらうばかりではなく、支える側としても力を発揮できると教えてもらいました。

 

まとめ

地域包括支援センターは、高齢者のためのふくし総合相談窓口です。高齢者の生活上の困り事に対して、総合的に相談に対応したり、様々な介護予防事業を紹介する場所です。また、役割のひとつに、高齢者の権利を擁護することがあります。高齢者に対する詐欺や、悪徳商法などの被害への対応や、高齢者虐待の早期発見や防止に努めることも地域包括支援センターの業務となります。虐待防止に関しては、虐待を受けている本人や家族だけではなく、虐待に気付いた近所の人などからの情報も受け付けています。

いなべ市地域包括支援センターへのお問い合わせは、電話0594-86-7818へお願いします。

※インタビューの内容は趣旨を変えない程度に編集しています。

 

 

 

このページに関するお問い合わせ

福祉部 長寿福祉課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7819 ファクス:0594-86-7865
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地