いなべFM第107回令和7年7月11日放送「老人クラブの活動」について
いなべFM第107回令和7年7月11日放送「老人クラブの活動」
老人クラブは、自らの老後を健全で豊かなものにするために、地域にお住いの高齢者で組織され、様々な活動を行っています。今回は「老人クラブ」の活動について、いなべ市大安町の石榑東老人クラブの伊藤茂さんへのインタビューです
老人クラブの仲間と共に元気に老いていく
高齢になると、外出することがおっくうになり、行動範囲も狭くなるため、地元の友人との関わりはより一層大切になります。 石榑東老人クラブでは毎月25日 を「ふれあいサロンの日」 と定め、地元の八坂神社の境内掃除を30分間行い、その後、社務所で「サロン会」を行います。開催1か月前には講演内容の周知を行い、参加を呼びかけます。 今までに行った講演会のテーマは「いきいき栄養講座」「健康チェック」「歩く姿勢を動画撮影しAI分析」「骨密度測定」「年末年始の喉詰まり事故を防ぐには」「元気な時に始める老い支度」などです。
「いきいき栄養講座」では、栄養士の話を聞き、バランスの取れたお弁当を食べるなど、楽しい活動になっています。明るく元気に集まることで、毎回の平均参加者数は、令和4年度35名、令和5年度50名、令和6年度60名と年々増加しています。
また、高齢になると高齢者特有の問題や悩みごとが出てきます。このような高齢者の問題や悩みごとをいなべ市地域包括支援センターに相談し、地域全体の問題として取り上げ、解決の糸口になるような講演会も企画しています。
サロン会で関わったAさんのエピソードを紹介します。Aさんの妻が認知症になり、Aさん自身は仕事にも行けず、途方に暮れていました。いなべ市地域包括支援センターの職員に、認知症の現状、認知症家族の援助方法についての講演会を開催してもらいました。 講演会を聞いたAさんは、翌日、家族でいなべ市地域包括支援センターに行って相談し、その後、要介護1の認定を受けることができました。
石榑東老人クラブの素晴らしい活動が認められ、令和6年10月には「優良老人クラブ」として三重県老人クラブ連合会から表彰されました。石博東老人クラブの仲間意識、優しい心遣いに感銘を受けるとともに、 こんな素晴らしい仲間たちと共に元気に老いていければ・・と願っています。
まとめ
老人クラブには、参加する高齢者一人ひとりが主体となって活動を作り上げていくことで、自分の役割や楽しさ、生きがいを見出し、社会参加の意欲を高める効果があります。是非この活動にご参加ください。
※インタビューの内容は趣旨を変えない程度に編集しています。
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