いなべFM第109回令和7年8月8日放送「おたすけ箱」について

ページ番号1015090  更新日 令和7年9月26日

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いなべFM第109回令和7年8月8日放送「おたすけ箱」

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地域包括支援センターは、地域で暮らす高齢者を支える総合相談窓口です。高齢者本人やその家族、地域住民からの多様な相談について、介護・医療・保健・福祉などの多岐にわたる分野から支えます。今回は、いなべ市社会福祉協議会 いなべ市地域包括支援センター 社会福祉士の藤田あかねさんへのインタビューです。

 

 

 

万一に備えるために、冷蔵庫に「おたすけ箱」を

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「救急医療情報おたすけ箱」とは、かかりつけの医療機関や服薬内容、持病などの医療情報と、親族等の緊急連絡先が書かれた救急医療情報紙を入れておく専用の容器です。もしもの時、救急車を呼んでも体調が悪かったり、混乱していることもあり、自分自身の医療情報や家族の連絡先を伝えることができないかもしれません。自宅の冷蔵庫内におたすけ箱を保管しておくことで、万一の救急時に、処置や搬送をスムーズに行えるように備えるものです。

おたすけ箱を活用できた、Aさんのエピソードを紹介します。Aさんは、高齢夫婦の2人暮しで、妻は認知機能面の低下があり、Aさんが介護をしていました。ある日、Aさんが転倒して動けなくなりました。何とか救急車を呼ぶことはできましたが、妻は救急隊員に、Aさんの医療情報を伝えることが難しい状況でした。しかし、救急隊員が冷蔵庫に入っているおたすけ箱に気づき、Aさんの既往歴や服薬内容、緊急連絡先について確認することができ、スムーズに医療機関に搬送することができました。

おたすけ箱は、主に75歳以上のひとり暮らしの方や75歳以上のみの世帯の方に配布していますが、必要と思われる方には年齢を問わず配布しています。おたすけ箱が設置されていることをステッカーで冷蔵庫に表示しておくと、救急隊員が“おたすけ箱”があることに気づくことができます。

すでにおたすけ箱をお持ちの方も多いかと思います。救急医療情報紙の既往歴、内服薬、緊急連絡先の電話番号などの内容に変更がないかを確認してください。

 

まとめ

万一の時に、正確な医療情報を伝えることは、命を守ることにつながります。おたすけ箱は、常に最新の情報を記入してください。おたすけ箱の配布場所は、地域包括支援センター(市役所内)、市役所長寿福祉課、社会福祉協議会地域福祉課(オレンジ工房2階)です。また、おたすけ箱を手作りする方法もあります。いなべ市ホームページより、「救急医療情報おたすけ箱」と検索し、「添付ファイル」から印刷して手作りすることもできます。詳しくは、「いなべ市ホームページ 救急医療情報おたすけ箱」をご覧ください。

 

※インタビューの内容は趣旨を変えない程度に編集しています。

 

 

 

このページに関するお問い合わせ

福祉部 長寿福祉課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7819 ファクス:0594-86-7865
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地