いなべFM第103回令和7年5月9日放送「感染管理認定看護師の役割」について

ページ番号1014945  更新日 令和7年6月19日

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いなべFM第103回令和7年5月9日放送「感染管理認定看護師の役割」

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感染管理認定看護師とは、公益社団法人日本看護協会が認定する資格で、感染管理に関する高度な知識や技術を保有し、感染症予防と感染拡大防止を専門とする看護師のことです。特に新型コロナウイルス感染拡大の時期には、重要な役割を果たしました。感染管理分野のスペシャリストであり、患者の安心につながる存在です。今回は、三重北医療センターいなべ総合病院、感染管理認定看護師の小森雅紀子さんへのインタビューです。

 

5月5日は世界手指衛生の日

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感染管理認定看護師は、病院内の感染対策を支える重要な役割を担っており、全職員の教育や指導、感染症対応など、多岐にわたり活動をしています。

5月5日は「世界手指衛生の日」とされ、感染症予防の基本である「手洗い」の重要性を改めて考える日です。この日は、医療機関や地域で「正しい手洗いの方法」の啓発活動が行われます。日頃から、感染管理認定看護師として、職員への適切な手指消毒の指導を行っていますが、日常生活でできる感染対策について、手指消毒を含めた5つのポイントを紹介します。

(1)手洗いの徹底

ウイルスや細菌は手を介して広がることが多いため、外出後や食事前、トイレの後には、石けんを使ってしっかり手を洗いましょう。約30秒かけて行います。手の平だけでなく、手の甲や指の間、爪の先までしっかりと洗うことが大切です。

(2)適切なマスクの着用

風邪やインフルエンザが流行する季節にはマスクの着用が有効です。マスクの外側に触れない、鼻と口をしっかり覆うなど、正しい使い方を守りましょう。

(3)室内の換気

換気をすることで空気中のウイルスの濃度を下げることができます。1時間に1回程度、数分間でも窓を開けて空気を入れかえることが大切です。

(4)アルコール消毒の習慣化

ドアノブやスマートフォンなど、手がよく触れる部分を定期的に消毒しましょう。アルコール消毒液を活用すると簡単に除菌できます。

(5)免疫力を高める

十分な睡眠をとり、バランスのとれた食事を心がけましょう。また、適切な運動は、免疫力向上に役立ちます。

 

 

まとめ

在宅で療養、介護が必要な方は免疫力が下がることがあります。自宅でできる基本的な手洗いや換気、消毒など、少しの工夫で効果的に感染症を予防できます。日々の生活でできることを意識して感染症を防いでいきましょう。

※インタビューの内容は趣旨を変えない程度に編集しています。

 

 

 

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