いなべFM第120回令和8年1月30日放送「地域包括支援センターの役割」について
いなべFM第120回令和8年1月30日放送「地域包括支援センターの役割」

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉など多方面から高齢者を支える「総合相談窓口」です。保健師、主任ケアマネジャー、社会福祉士といった専門職が、高齢者が住み慣れた地域で生活できるように介護サービスや介護予防サービス、保健福祉サービス、日常生活支援などの相談に応じており、介護保険の申請窓口も担っています。
今回は、東員町第1地域包括支援センター 長谷川恵美さんへのインタビューです。
高齢者が住み慣れた地域で、安心して暮らせるように支援します

地域包括支援センターは、高齢者が住み慣れた地域で、安心して「自分らしい生活」を続けられるよう
に、様々な相談に応じる場所です。多くの方から相談を受ける中で、印象に残ったAさんのエピソードを紹介します。
高齢女性のAさんについて、「最近物忘れが増えてきており、車の運転をしていて事故を起こさないか心配です」と、遠方に住むAさんの長女さんから地域包括支援センターへ相談がありました。
相談を受けて、Aさんの生活の様子を確認しました。Aさんは、薬の飲み忘れが多くなっていることや、車の運転をやめた場合に通院や買い物に行けなくなるといった不安があることがわかりました。
まずは、飲み忘れが多くなった薬を一包化にしたことで、内服薬の管理ができるようになりました。薬の一包化とは、服用のタイミングが同じ薬を、1回分ずつ1つの袋にまとめることです。調剤薬局の薬剤師が、治療上必要性があると判断し、医師の許可が得られた場合、一包化を行うことができます。
また、買い物支援や宅配サービスの情報、地域のカフェや健康教室への参加を提案し、何度か話し合いを行いました。Aさんは、認知症の症状がみられても、買い物支援や宅配サービスを利用したり、地域のカフェに出かけたり、健康教室で運動を行ったりすることで、生活リズムも整いました。最終的に、Aさんは車の運転をやめても、自転車で通院や買い物に行けるようになりました。長女さんや近所に住む親類の方、地域の民生委員さんとも連携しながら、住み慣れた地域で一人暮らしを続けています。
この経験から、認知症の症状があっても「できること」を見つけ、家族や地域の見守り、介護や民間サービスを活用すれば、住み慣れた地域で安心して一人暮らしを続けられると感じました。地域包括支援センターでは、皆さんが安心できる暮らしを一緒に支えていきたいと考えています。
まとめ
超高齢社会を迎えた日本では、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい生活を継続できる支援体制の構築が急務となっています。2040年には65歳以上の高齢者が最も多くなるといわれており、地域包括支援センターは重要な役割を担うことになります。地域包括支援センターでは、認知症の症状がある方に対しても、ご本人の思いが尊重された生活を送ることができるような支援に取り組んでいます。高齢者とその家族や関係者が介護・医療・保健・福祉などの生活上の困りごとがおきたときは、お住いの地域の地域包括支援センターへご相談ください。
*インタビューの内容は趣旨を変えない程度に編集しています
このページに関するお問い合わせ
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