いなべFM第20回 令和3年11月12日:「いなべ暮らしの保健室」

ページ番号1011270  更新日 令和3年11月25日

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いなべFM第20回 令和3年11月12日:「いなべ暮らしの保健室」

対談写真

暮らしの中で、「誰に相談したらいいのかわからないこと、病院に行くほどではないけれど、ちょっと気になることがある。」、そんな時にじっくり話を聞いて、一緒に考えてくれる人がいる。それが「暮らしの保健室」です。今ではこのような場所が全国に広まっています。「暮らしの保健室」では地域の医療や介護の専門職が対応します。いなべ市で活動されています「いなべ暮らしの保健室」 理学療法士 水谷祐哉さんへのインタビューです。

「いなべ暮らしの保健室」ってどんなところ?

水谷さん
(水谷 祐哉さん)

三岐鉄道北勢線楚原駅前の旧員弁町立中保育園に「いなべ暮らしの保健室」があります。まず、「いなべ暮らしの保健室」をはじめたきっかけをお話したいと思います。以前私は十数年間、病院で理学療法士としてリハビリの仕事をしていました。今この時代、高齢者の方は持病を持ちながら生活していくこと、言い換えれば病気と共存しながら生活していくということが当たり前になってきています。退院後の生活の場において、そういった方々と医療者との関りは疎遠となり、高齢者が1人で生きていくことは大変だなぁ・・・と感じていました。そういった方々が退院した後も病気と共に生きていく中で、「何かあったときに気軽に相談できる場所があれば。」と思いました。いろいろ調べてみると、すでに東京では「暮らしの保健室」という名前で始まっていることを知りました。その活動を知ることで「自分も始めたい。」という思いになりました。

暮らしの保健室

「いなべ暮らしの保健室」の活動内容は、員弁町を拠点として、(1)地域の方の病院へ行くほどではないけど、医療者に詳しいことを聞きたいといった相談、(2)介護の総合相談の窓口の役割、(3)地域の方々が集まって医療や健康づくりのことを学ぶ場、(4)保健室カフェという名前でコーヒーを飲んだり、本を読んだりする開かれた居場所、このようなことを活動内容としています。員弁町のほかに、旧社会福祉センターふじわら支所や阿下喜の旧保育所などでも相談を受付けています。その他にお寺をお借りして、地域の方と共にお話をしたり、学んだり、健康チェックなどを行っています。コロナ禍で人とつながることが難しい中ではありますが、お電話でもよいので何かあれば是非相談していただければと思います。

まとめ

守山さん
(長寿福祉課 守山)

「いなべ暮らしの保健室」では理学療法士の水谷さんのほかに作業療法士や看護師の医療専門職も活動しています。相談したいことがなくても、だれかとちょっと話したり、ホット一息つきながらゆっくりしたいときに気軽に訪れることができる場所、普段から気楽に足を運べる場所であることと、何か相談事があるときには、じっくり話を聞いて考えて下さる人がいる場所、そういった場所が「いなべ暮らしの保健室」です。それぞれの地域で、「いなべ暮らしの保健室」のお知らせを聞かれましたら、是非一度ご参加いただくと良いと思います。詳しい内容は、スマートフォンやパソコンで「いなべ暮らしの保健室」と検索してください。いなべ市の情報誌リンクにも毎月記事が掲載されています。

※インタビューの内容は趣旨を変えない程度に編集しています。

このページに関するお問い合わせ

福祉部 長寿福祉課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7819 ファクス:0594-86-7865
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地