いなべFM第11回放送 令和3年6月11日:「歯の治療やケア」

ページ番号1010979  更新日 令和3年8月23日

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二人の写真

歯の治療や口腔ケアは、体全体の機能に関わる重要なことです。口は病気の入口、歯をきれいにしていることは万病を予防することにもつながると言われています。今回は、歯の治療やケアの必要性について、とまと歯科院長の渡部信義先生にお話を伺いました。

歯科医師のサポート

渡部先生
(渡部信義 歯科医師)

歯科治療には、通院での治療と通院ができない方への往診による治療があります。往診の依頼は、お家の方から直接ご連絡を頂く場合と、ケアマネジャーや往診医などからの依頼があります。往診は、診療所での診療の合間の時間に行っています。往診では、「使われていた義歯が壊れてしまい食事がきちんと摂れない」、「義歯が合わないため痛みがある」などの依頼があります。大きな被せ物の治療に、周りの歯を3本も4本も削る必要がある場合は、自宅での処置は厳しいかもしれませんが、殆どの治療は自宅でも対応可能です。

コロナ禍ということで、多くの方が健診を控えたり、治療を中断されたかもしれませんが、歯の治療は最後まできちんと処置しなければ、更に悪化する可能性が高くなります。また、お口の中の清掃は、自分一人で充分ではない場合があります。お口の健康を取り戻すことは、身体の健康につながっていきます。
歯科診療所では感染予防対策を講じていますので、歯科健診をきちんと受けましょう。

まとめ

守山さん
(長寿福祉課 守山)

お話にもありましたが、入れ歯が合わず食べ物を噛んで飲み込むといった嚥下機能が低下すると、十分な栄養が摂れなくなる可能性があります。そこで、入れ歯をきちんと調整し、食事が摂れるようになることで、身体の状態の改善に繋がります。また、お口の中を清潔に保つことは、誤嚥性肺炎の予防に非常に重要で、歯科医師や歯科衛生士の方に口腔ケアや指導を受けることも有効です。通院が困難な方は、往診についてご検討いただくことをおすすめします。

いなべ市や東員町内でも往診対応をしている歯科医院があります。自宅だけでなく、入院中の方でも、歯がぐらつき、食事の摂取に支障がある場合や、全身麻酔による手術が必要で、院内に歯科がない場合は、病院への往診も可能です。お身体の状態などで、歯科医院までの通院が困難な場合は、往診による入れ歯の調整や虫歯の治療が可能です。

歯科医師や歯科衛生士の往診についてのご相談は、かかりつけ医、担当のケアマネジャーや地域包括支援センターにお問い合わせください。

このページに関するお問い合わせ

福祉部 長寿福祉課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7819 ファクス:0594-86-7865
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地