いなべFM 第10回放送 :「看護小規模多機能型居宅介護」

ページ番号1010876  更新日 令和3年8月12日

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第10回放送 令和3年5月28日:「看護小規模多機能型居宅介護」について

二人の対面写真

今回は、今までお話してきましたデイサービス、訪問看護、訪問介護やショートステイというサービスを全てひとつの事業所が行う、看護小規模多機能型居宅介護「みざい」の管理者 藤田 朋紀さんにお話を伺いました。

看護小規模多機能型居宅介護での専門職のサポート

藤田さん
(藤田 朋紀さん)

介護保険の在宅サービスの一つである看護小規模多機能は、自宅から施設へ出向き、食事や入浴やレクリエーション、それからリハビリなどを利用する通所サービス(デイサービス)、看護師や介護士がご自宅へ訪問させていただく訪問サービス(訪問看護、訪問介護)とお泊りのサービス(ショートステイ)の4つのサービスを一つの事業所が集約して行うものです。

開設して1年、印象深かったことは3つあります。
1つ目は、施設へ入所するようなサービスより、どの方も自宅でできる限り生活を継続したいという願いや思いがすごく強いと感じたこと。2つ目は、介護者が仕事と介護を両立していくために、「私たちが介護者にどうやって支援していくと良いか。」ということを考える機会が多かったこと。3つ目は、今年本当に一番大きな話題だと思いますが、新型コロナウイルス感染予防による入所者への面会制限のため、家族と共にご自宅で一緒に過ごしたいと思われる方が増えたことです。


誰もが「元気で住み慣れた自宅で過ごしたい。」という願いはあるはずです。しかし、年齢を重ねるとともに医療・介護の手が必要になることがあります。その際にまずは、相談のご連絡をしていただきたいと思います。お話をするだけでも、家族の方の気持ちの整理ができると思いますので、是非ご連絡をお待ちしております。

まとめ

守山さん
(長寿福祉課 守山)

このような複合型の事業所ができた背景には、医療的な処置の必要な在宅療養者の方が増えているといったことがあると思います。そのような方にとって、こういった複合的なサービス事業所はご本人さんやご家族にとって、とても安心して過ごしていただける場所だと思います。

藤田さんのお話の中に、「ご家族の仕事と介護をどうやって両立するか考える一年だった。」とありました。ご家族の出勤時間や退勤時間に応じた、送迎の相談にも対応されているようです。状態の変わりやすい利用者さんの場合、急にお仕事を休まなくてはならないようなときに臨機応変にショートステイに切り替えられるということはとても助かります。このようなサービス事業所を利用されているご家族の方からは、「安心して仕事に行くことができている。」と感謝されています。詳しいことをお尋ねになりたい場合は、地域包括支援センターにご相談ください。

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