いなべFM第137回令和8年10月9日放送「薬剤耐性菌」について

ページ番号1016404  更新日 令和8年11月5日

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いなべFM第137回令和8年10月9日放送「薬剤耐性菌について」

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「薬剤耐性菌」という言葉を耳にしたことはありますか?

「薬剤耐性」とは、本来効くはずの抗菌薬が効きにくくなったり、効かなくなったりする現象であり、その耐性を持った細菌を「薬剤耐性菌」と言います。耐性菌が増えると、これまで治療できていた感染症の治療が難しくなるおそれがあります。今回は、三重北医療センターいなべ総合病院 抗菌化学療法認定薬剤師の平野典子さんへ、薬剤耐性菌についてのインタビューです。

 

 

 

抗菌薬は医師の指示どおり、適切な量と期間だけ服用することが大切です

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抗菌薬は、細菌が原因となる感染症を治療するために欠かせない薬です。しかし、必要がないのに服用する、必要以上に長く服用するなどの誤った使い方を続けると、「薬が効きにくい菌=薬剤耐性菌」が生まれてしまいます。薬剤耐性菌が増えると、これまで治療できていた感染症が治りにくくなり、治療が難しくなることがあります。そのため、抗菌薬は医師や薬剤師から説明を受けたとおりに、適切な量を適切な期間だけ服用することが大切です。

いなべ総合病院では、医師や薬剤師、看護師、臨床検査技師などでつくる「抗菌薬を適切に使うためのチーム」が活動しています。抗菌薬が適切に使われているか、細菌検査の結果を確認し、より適切な使用につながるよう取り組んでいます。

感染症や薬剤耐性菌への対策は、一つの病院だけではまかなえません。患者さんは病院やクリニック、介護施設などさまざまな医療機関や介護・福祉施設を利用されるため、地域で協力して取り組むことが大切です。いなべ総合病院では、地域の医療機関が協力して感染対策に取り組むために、「地域連携カンファレンス」を定期的に開催しています。

地域連携カンファレンスでは、近隣の病院やクリニックが集まり、薬剤耐性菌や抗菌薬の使用状況を情報共有するほか、感染対策の課題や新たな感染症への備えなどについて情報交換を行っています。カンファレンス内で話し合った薬剤耐性菌や抗菌薬の使用状況については、情報を分析し、参加している医療機関へ結果を伝えています。それぞれの医療機関で結果を振り返り、感染対策や抗菌薬の適切な使用に役立てています。

また、抗菌薬は、風邪やインフルエンザなど、多くのウイルス感染症には効果がありません。抗菌薬が必要かどうかは、症状や検査結果をもとに医師が判断しています。そして、症状がよくなったからといって自己判断で服用をやめたり、人に譲ったり、症状が似ているからといって、以前に処方された抗菌薬を使用したりすることは避けましょう。原因となる菌が異なる場合、不適切な薬を服用することで薬剤耐性菌を増やすおそれがあります。不安なときは医師や薬剤師に相談し、正しい知識をもって薬と付き合いましょう。

 

まとめ

薬剤耐性菌は人と人との接触や医療・介護環境を介して拡がっていくため、地域全体で対策を進めなければなりません。私たちができる対策は、手洗いやうがい、ワクチン接種などの基本的な感染予防、そして抗菌薬を処方された際には「用量・回数・期間」を守って正しく使用することです。処方された薬について疑問や不安があれば、医師や薬剤師に気軽に相談してください。

 

*インタビューの内容は趣旨を変えない程度に編集しています

このページに関するお問い合わせ

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電話:0594-86-7819 ファクス:0594-86-7865
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地