いなべFM第128回令和8年5月22日放送「高血圧について」について

ページ番号1016146  更新日 令和8年7月9日

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いなべFM第128回令和8年5月22日放送「高血圧について」

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高血圧は初期の自覚症状がほとんどないため、別名「サイレントキラー」とも呼ばれます。

血圧が高い状態が続くと血管がダメージを受けて、特に影響を受けやすい脳や心臓は、命に関わる重大な合併症を引き起こすおそれがあります。今回は日本循環器学会循環器専門医とういん内科・ハートクリニック 青木聡一郎院長へのインタビューです。

 

知ってほしい高血圧についての知識

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高血圧という病気は誰もが聞いたことがあるかと思いますが、 日本人の3人に1人、約 4000万人がかかっている病気です。そもそも高血圧を病気というイメージを持っていない方が多いかもしれません。そこで、本日は知ってほしい高血圧の知識について、2つお伝えしま す。

まず、1つめとして、高血圧が多くの病気のリスクになるということです。血圧は血管の中の圧力のことをいい、血圧が高いと血管を内側から強く押すため、血管が傷つきます。血管はほとんどの臓器に分布しているので、高血圧は体中の臓器にダメージを与えることになります。

具体的には、脳出血や脳梗塞のリスクが17~ 33%増加、狭心症や心筋梗塞のリスクは15~27%増加します。そして、特に血圧が140/90以上の方の心房細動の発症率は50%以上増加し、心不全によって死亡する確率も増加します。また、中年期に血圧が高いと、認知症になるリスクが大きくなると言われています。みなさんがイメ-ジする寝たきりになるような病気や、命を失うような重大な病気になるリスクが高血圧によって大幅に上昇 します。

また、「年をとれば高血圧になるのは当たり前だから放っておく」と言われる方がいます。 確かに、年をとれば動脈が固くなるため、血圧が上がりやすくなるのは当たり前ですが、それは、年をとったら病気になるのが当たり前と言っているのと一緒です。いくつになっても重大な病気になる事を避けたいため、いまこそ血圧を下げる必要があるのです。

では2つめに、血圧を下げる方法をお伝えします。もちろん、薬を飲めば下がりますが、それよりも生活習慣を改善して血圧を下げることが大切です。(1)減塩(2)定期的な運動(3)肥満の方は体重の減量(4)お酒をたくさん飲む方はお酒を減らすことが効果的です。それぞれ、努力することで血圧を少しずつ下げることができるため、健診などで血圧が高かった方や、現在高血圧の薬を飲んでいる方、今はまだ血圧は高くない方も、(1)~(4)のような生活改善に取り組んでみてください。

高血圧は初期の自覚症状が無いため放置しがちですが、 リスクの高い病気です。適切に対処することで、将来の病気を減らすことができます。

 

まとめ

厚生労働省の国民健康栄養調査によると、日本人の食塩摂取量は1日当たり約10gですが、日本高血圧学会の食塩摂取量の目標値は「1日6g未満」であり、とても多く摂取していることが分かります。塩分をとり過ぎると、体内に水分が蓄積して血流量が増加することで、血圧が上昇します。定期的な血圧測定が高血圧予防に推奨されているので、まずは自身の血圧を正しく知りましょう。高血圧の治療ついて心配なことがあれば、まずは近くのかかりつけの先生にご相談ください。

 

*インタビューの内容は趣旨を変えない程度に編集しています

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