いなべFM第127回令和8年5月8日放送「医療ソーシャルワーカーについて」について
いなべFM第127回令和8年5月8日放送「医療ソーシャルワーカーについて」

医療ソーシャルワーカーは、病院などの医療機関で患者や家族の相談に応じる専門職です。病気やケガなどに伴う経済的・心理的・社会的問題を調整して、社会復帰の促進や安心して治療に専念できる環境づくりを支援しています。今回は医療ソーシャルワーカーの役割について、三重北医療センターいなべ総合病院 社会福祉士 神戸 杏奈さんにインタビューします。
患者さんや家族の選択をサポートします!

医療ソーシャルワーカーは、社会福祉の立場から患者さんやご家族からの相談に対応しています。例えば、入院中で退院後の生活に不安を感じている方に対して、様々な制度やサービス、社会資源を案内し、不安の軽減ができるように支援を行っています。病院内では医師や看護師、リハビリスタッフ、薬剤師などと、病院外ではケアマネジャーのほか訪問診療や訪問看護などの地域の専門職と連携を図っています。様々な相談を受けますが、その中でも印象に残ったAさんをご紹介します。
Aさんは、身体に障がいがありながらも、介護サービスを利用して自宅で生活をしている方でした。骨折で入院した時は、車いすに乗車することも難しい状態でしたが、Aさんもご家族も、ともに退院後は自宅で生活したいという思いがあり、リハビリを行うために他院への転院支援をしました。転院先を退院後、自宅に帰って過ごしていたようですが、再度、Aさんが内科的疾患にて当院に入院しました。その時も車いすに乗車することが難しい状態でしたが、Aさんとご家族は、今回も自宅に帰りたいという希望があり、再び自宅での生活に向けて調整を進めることとなりました。リハビリの様子をご家族と担当のケアマネジャーに見学してもらい、退院後の介護サービス利用に向けて相談を進めました。ご家族も、おむつ交換や車いすへ移乗などの介助の方法を、看護師やリハビリスタッフに確認し、自宅での生活に向けて前向きな姿勢だったのが印象的でした。Aさんが積極的にリハビリに取り組んだこともあり、車いすへ移れるようになって自宅に退院することができました。このような支援に関われたことは、私としてもうれしかったです。
療養生活を送る中で、病状の悪化などにより入院前の生活に戻ることができるのか、戻れなければどうしたら良いのかなど様々な不安が出てくるかと思います。私たち医療ソーシャルワーカーは病院の医療相談室に在籍しているので、何かあればご相談ください。不安をご相談いただき、一緒に整理していくことにより患者さんやご家族の選択をサポートできるように努めています。
まとめ
医療ソーシャルワーカーは、患者や家族が抱える悩みや問題解決のために、医療機関や関係機関との調整や連携を行う専門職です。入院中の方はもちろん、外来通院中の方にも相談に応じますので、お気軽に相談窓口へお越しください。
*インタビューの内容は趣旨を変えない程度に編集しています
このページに関するお問い合わせ
福祉部 長寿福祉課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7819 ファクス:0594-86-7865
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地

