いなべFM第129回令和8年6月12日放送「お口の健康について」について

ページ番号1016149  更新日 令和8年7月13日

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いなべFM第129回令和8年6月12日放送「お口の健康について」

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毎年6月4日から10日は「歯の寿命を延ばし、健康の保持増進につなげること」を目的とした「歯と口の健康週間」です。高齢者がいつまでも元気に暮らしていくためには、心身のおとろえを予防することが大切です。お口の健康が維持できると、自分の歯でしっかりかんで、充実した食生活を送ることができ、全身の健康につながります。今回はお口の健康について、ハギノ歯科 萩野貴俊副院長へのインタビューです。

 

幸せの土台を支えるお口の健康

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よく「お口は体の健康の入り口」と言われます。私たちが毎日おいしい食事を味わい、家族や友人と楽しくおしゃべりができるのは、お口が健康であってこそです。人生100年時代を迎え、長く健康を維持するためには、加齢とともに変化するお口の環境に合わせたケアが欠かせません。

高齢期に多いお口のトラブルとして、まず知ってほしいのが「歯周病」です。実は世界で最もまん延している病気としてギネス記録にもなっているほど、歯周病は身近な病気です。単に歯が抜けるだけでなく、歯周病菌が血液を通じて全身に運ばれると、糖尿病の悪化や認知症、心筋梗塞、脳梗塞といった全身の大きな病気のリスクを高めることが分かっています。実際、歯周病の治療を受けることで、糖尿病の数値が改善したという報告もたくさんあります。つまり、お口のケアをすることは、全身の病気を予防することに直結しているのです。

また、最近「むせやすくなった」「口が渇く」「硬いものがかみづらい」といった症状はありませんか?これらは「オーラルフレイル」と呼ばれる、お口の機能の衰えのサインかもしれません。特に注意が必要なのは「誤嚥性(ごえんせい)肺炎」です。飲み込む力が弱まり、お口の中の細菌が唾液と一緒に肺に入ってしまうことで起こる肺炎ですが、これも日々の適切な口腔(こうくう)ケアで、リスクを大きく下げることができます。もし、体が不自由で歯科医院に通うのが難しい方のために、「訪問歯科診療」や「訪問口腔(こうくう)ケア」があります。歯科医師や歯科衛生士がご自宅に伺い、入れ歯の調整やお口のリハビリを行うことができます。

私は今日、地域の皆さんに一番お伝えしたいことがあります。それは、「お口の健康を守ることは、あなたの『楽しみ』を守ること」です。

いなべ市には、四季折々のおいしい食べ物がたくさんあります。自分の歯でしっかりかんで味わい、大切な人と笑顔で語り合う。そんな当たり前の日常の幸せを支えている土台が、お口の健康です。「もう年だから……」と我慢する必要はありません。お口の機能を維持することは、皆さんの毎日の「楽しみ」を守ることそのものです。まずは、自分の今のお口の状態を知ることから始めてみませんか?

最近、歯科医院に足を運んでいない方は、ぜひ一度、お近くの歯科医院に相談してみてください。歯科医院は、痛くなってから行く場所ではなく、「いつまでもおいしく食べるために、お口の掃除をしてスッキリしに行く場所」。そう思って、気軽に足を運んでもらえばと思います。私たち歯科医師は、皆さんがこの住み慣れたいなべ市で、一生自分の口で笑い、食べ続けられるよう、全力でサポートさせていただきます。

まとめ

いなべ市では20歳、30歳、40歳、50歳、60歳、70歳の年齢の方を対象に歯周病検診を行っています。自己負担金なしで、桑員歯科医師会の指定する歯科医療機関で受診することができます。また、お口の健康チェックも75歳から80歳の方を対象として行っています。こちらも自己負担金なしで、三重県歯科医師会の指定する歯科医療機関で受診することができます。歯周病検診はいなべ市から、お口の健康チェックは三重県後期高齢者医療広域連合から対象者に通知があるので、この機会にぜひ受診してみましょう。

 

*インタビューの内容は趣旨を変えない程度に編集しています

このページに関するお問い合わせ

福祉部 長寿福祉課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7819 ファクス:0594-86-7865
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地