いなべFM第130回令和8年6月26日放送「高齢者のお口のケアについて」について

ページ番号1016151  更新日 令和8年7月30日

印刷 大きな文字で印刷

いなべFM第129回令和8年6月12日放送「お口の健康について」

写真

「老化はお口から始まる」と言われるように、歯と口の健康は、健康長寿を実現するうえで欠かせません。毎年6月4日から10日は「歯の寿命を延ばし、健康の保持増進につなげること」を目的とした「歯と口の健康週間」です。今回は高齢者のお口のケアについて、三重県歯科衛生士会 歯科衛生士妻木絵美(つまきえみ)さんへのインタビューです。

 

お口が整うと、 表情 まで明るくなります!

写真

年齢を重ねると、かむ力や飲み込む力が弱くなることで、むせやすくなり、食事が楽しめなくなります。実は、お口の健康は全身の健康と深くつながっており、誤嚥性(ごえんせい)肺炎や低栄養を防ぐために、とても大切です。 私は利用者の自宅へ訪問してケアを行いますが、お口が整うと、表情まで明るくなるということをよく感じます。利用者からは、ケアが終わった後、「口がさっぱりしておいしく食べられるわ。あなたが来てくれるのが楽しみよ。」と言われ、この仕事をしていて本当に良かったと感じます。口腔(こうくう)ケアの大切さを改めて実感する場面です。

口腔(こうくう)ケアで 1番大切なのは、毎日の歯磨きです。お口の中の細菌がかたまると、歯垢(しこう)ができます。歯垢(しこう)がむし歯や歯周病の原因となリ、トラブルを起こすため、歯垢(しこう)を取ることが予防になります。高齢になると手先が思うように動かず、磨き残しが増えます。そんなときは、柄が大きめの歯ブラシや電動歯ブラシを使うと手先の負担が減ります。また、歯間ブラシやフロスを併用することで、歯と歯の間の汚れを落とすことができます。

歯科医院では、一人ひとりにあった歯ブラシや歯間ブラシを選択し、磨き方のアドバイスをしています。また、入れ歯を使っている方は、歯と同じように歯垢(しこう)がつくので入れ歯のケアも欠かせません。寝る前には外して、専用のブラシで汚れを落とし、洗浄剤につけて清潔に保ちましょう。入れ歯が合わないまま使い続けると、痛みが出たり、かむ力が弱くなったりします。違和感がある時は、我慢せず歯科医院に相談してください。

そして、もう一つ大切なのが「お口の体操」です。口や舌の筋肉を動かすことで、飲み込む力が維持され、誤嚥(ごえん)の予防につながります。例えば、「パ・夕・力・ラ」 と声に出す体操は簡単で効果的です。食事の前に数回行うだけでも効果があります。さらに、定期的に歯科医院を受診をすることで、自分では気づきにくいお口のトラブルを早めに見つけることができ、専門的なクリーニングでお口の中を清潔に保つことができます。

高齢になっても、おいしく食べ、楽しく話し、笑顔で過ごすためには、お口の健康が欠かせません。今回のお話が、みなさんやご家族の健康づくりのヒントになればと思います。

 

まとめ

お口のケアのためには、定期的な歯科医院への受診が大切です。歯科医院への通院が困難な方は、いなべ市内でも往診対応をしている歯科医院があります。歯科医師の往診については、かかりつけ医、担当のケアマネジャーや地域包括支援センターにお問い合わせください。

 

*インタビューの内容は趣旨を変えない程度に編集しています

このページに関するお問い合わせ

福祉部 長寿福祉課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7819 ファクス:0594-86-7865
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地