いなべFM第126回令和8年4月24日放送「認知症対応型通所介護について」について
いなべFM第126回令和8年4月24日放送「認知症対応型通所介護について」

認知症対応型通所介護は、認知症の方を対象とした「認知症デイサービスセンター」です。認知症の症状があっても、住み慣れた自宅でできる限り生活を続けられるように、認知症の方に合ったサービスが提供されます。今回は、認知症対応型通所介護宅老所第2紫苑看護師 加藤佐代子さんへのインタビューです。
笑顔があふれる時間を大切にしています!

認知症対応型通所介護宅老所第2紫苑は、定員12名と小規模で、手厚い介護をモットーに、利用者一人ひとりと丁寧に向き合いながら、日々の支援を行っています。専門知識を持つ職員が見守る中、食事、入浴、体操や会話などを行い、不安や混乱を和らげるように関わります。認知症だからできないということはなく、これまで利用者が培ってきた経験や得意なことを生かし、その方の状態に合わせて支援しています。
印象に残っているエピソードを紹介します。利用者のAさんは、若い頃からピアノの先生をしていました。認知症の方は、最近のことは覚えられなくても、若い頃に得意だったことや、仕事や趣味で継続してやってきたことなど、体が自然と覚えていてできることがあります。私たちは日々の丁寧なコミュニケーションを通して、Aさんを理解し、できることを提案しました。もの忘れが徐々に進む中でも、「できることは続けてほしい」という家族の思いもあり、Aさんにはピアノの先生として、ピアノ演奏を依頼しました。デイルームではピアノの音色が響き、「やっぱり生演奏はいいね」という声も聞かれます。利用者の中には、コーラス部に入っていた方や、カラオケが好きな方も多く、みなさんの歌声と笑顔が広がっています。
また、料理やおやつ作りなどの楽しい行事を企画し、ケアマネジャーや地域住民の方の見学会なども行っています。利用者一人ひとりがこれまで歩んできた人生や、大切にしている想いに寄り添いながら、毎日を一緒に過ごしています。できなくなったことよりも、今もできていることに目を向けて、その人らしい笑顔があふれる時間を大切にしています。「ここに来ると、なんだかほっとする」、そんな場所であり続けられるよう、これからも地域の皆さまとつながりながら、やさしい支え合いの輪を広げていきたいと思います。
まとめ
認知症の方の歩んできた人生と、今できることを大事に支援をすることで、その人らしく安心して地域で生活を送ることができるようになります。「もしかしたら認知症かも」と不安に思っている方や、「認知症」と診断を受けた方、認知症について相談したい方、介護、医療、福祉などの生活上の困りごとが起きた時は、お住いの地域の地域包括支援センターへご相談ください。
*インタビューの内容は趣旨を変えない程度に編集しています
このページに関するお問い合わせ
福祉部 長寿福祉課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7819 ファクス:0594-86-7865
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地

