いなべFM第135回令和8年9月11日放送「認知症と不眠」について

ページ番号1016371  更新日 令和8年10月26日

印刷 大きな文字で印刷

いなべFM第135回令和8年9月11日放送「認知症と不眠について」

写真

毎年9月は「認知症月間」、9月21日は「認知症の日」と定められています。

認知症の発症は、生活習慣(食事、運動、睡眠など)と関連があるとされています。中でも睡眠不足や睡眠の質の低下は、アルツハイマー型認知症をはじめとする認知症の発症リスクを高める可能性を指摘されています。今回は、認知症と不眠について、三重北医療センターいなべ総合病院 脳神経内科医師 家田俊明さんへインタビューです。

 

 

脳は睡眠中に掃除を行います

写真

認知症の危険因子である、教育期間の短さ、高血圧、肥満、難聴、喫煙、うつ病、運動不足、社会的孤立、糖尿病の9項目に加え、2020年には過度の飲酒、頭部外傷、大気汚染が新たに加えられました。この危険因子を回避することで、認知症の予防または発症を遅らせる可能性があるとされています。

また最近では、最適な睡眠時間は認知症予防対策のひとつと考えられています。イギリスの研究では、適切な睡眠をして身体活動をしっかりする人には、認知症が起きにくいというデータが出ています。アルツハイマー型認知症の発症の原因とされるアミロイドβは、加齢や運動不足などの生活習慣により脳に蓄積しますが、睡眠をしている間に、脳内から排出されることがわかってきました。つまり、脳は睡眠中に掃除を行う、ということです。この脳の掃除は、脳も体も眠っている深い睡眠(ノンレム睡眠)時に行われるため、高齢になり睡眠が浅くなると、この働きが弱くなります。最近では、認知機能や運動機能に影響の少ない睡眠薬が、開発されています。高齢になり眠りが浅くなってきた方には、このような睡眠薬の服用が認知症予防対策のひとつと考えられています。

 

まとめ

認知症予防は、生活習慣を整えることと、医療によって認知機能の低下を予防できるということが明らかになってきました。朝起きてから夜寝るまでの一日の生活リズムを整えることが、良質な睡眠につながり、脳の健康を守るという好循環が生まれます。

認知機能の低下と睡眠について、お困りごとがあれば、まずは、かかりつけ医に相談し、専門である脳神経内科医を受診するのもひとつです。

 

*インタビューの内容は趣旨を変えない程度に編集しています

このページに関するお問い合わせ

福祉部 長寿福祉課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7819 ファクス:0594-86-7865
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地