ふるさと納税返礼品提供事業者インタビュー vol.13 マルデ鋳器
vol.13 マルデ鋳器
夏の風物詩である蚊取り線香。
電気製品が増える中、趣のある蚊取り線香の香りは、どこか懐かしい夏を感じさせます。
今回は、蚊取り線香を入れる「蚊やり器」を鋳物で製造している「マルデ鋳器」の専務、出口大介さんにお話を伺いました。
マルデ鋳器は、業務用ガスコンロやガスバーナーの専門メーカーです。鋳物を身近に感じてほしいという思いから、10年ほど前に「くわな鋳物の蚊やり器」の販売を開始しました。
この蚊やり器の特徴は、安定感のある倒れにくい形状と、素材が鉄の鋳物のため落としても割れないところです。シーズンオフで片づける際にお手入れを行うことで、半永久的に使用していただけます。
また、フタの模様にもこだわっており、夏の風景をモチーフにした5種のデザインを展開しています。
くわな鋳物の蚊やり器は購入者の口コミで人気が広がり、今では日本全国から注文が殺到しています。
また、生活雑貨を扱うチェーン店で取り扱われていたり、有名ホテルの客室でも使われていたりと、鋳物人気に火がついています。
マルデ鋳器の蚊やり器には、夏をイメージしたデザインのほかに、いなべ市で設置されているマンホールのデザインの「ご当地マンホール型蚊やり器」もあります。
近年のマンホールブームがきっかけで、製造し始めました。型をつくる際に実際のマンホールの設計図を市から取り寄せたため、デザインの細かいところまで再現されていて、本物のマンホールのようです。
専務の出口さんは、子どもたちにいなべ市内に住み続けてほしいという思いが強くあります。
「いなべ市にはたくさんの事業者がいるので、その仕事を知ってもらうことで、いなべ市内で就職し、住み続けてほしいです」
マルデ鋳器では、子どもたちに仕事を知ってもらうきっかけの一つとして、県立工業高校の実習や小学校の社会見学を受け入れています。
また、いなべ市商工まつりやショッピングモールでワークショップも開催しています。ワークショップでは、実習で関わった高校生がボランティアとして、子どもたちに作り方を教えています。金属を流す砂型を子どもたちが作り、そこに融点の低い金属を流すことで、オリジナルの置物が作れます。
商工まつりでは長蛇の列ができ、予定よりも早く材料が無くなってしまうなど、大好評のイベントとなっています。
いなべ市を愛し、いなべ市の未来を想う鋳物職人が作る蚊やり器。
「くわな鋳物の蚊やり器」が織りなす夏のひとときをぜひお楽しみください。
【撮影場所】
株式会社マルデ鋳器
電話:0594-74-5613
【撮影ご協力】
株式会社マルデ鋳器
【インタビュー及び撮影】
いなべ市役所農林商工部商工観光課
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このページに関するお問い合わせ
農林商工部 商工観光課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7833 ファクス:0594-86-7869
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地