ふるさと納税返礼品提供事業者インタビュー vol.1 農産物直売所「ふれあいの駅うりぼう」

ページ番号1008596  更新日 令和2年4月7日

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ふれあいの駅うりぼう 代表理事 日紫喜 淳さん

いなべ市員弁町にある農産物直売所「ふれあいの駅 うりぼう」。
三岐鉄道北勢線大泉駅に隣接したこの施設は、季節に合わせてさまざまな農産物やジェラートなどの
オリジナル商品を販売しています。
今回は代表理事である日紫喜 淳さんにお話を伺いました。

農家の方々のためのコミュニティをつくりたい

市民のみならず休日には市外から訪れる人もいるほど、にぎわいを見せている「ふれあいの駅 うりぼう」。
なぜいなべの地にこのような施設が誕生したのでしょうか。

『いなべに「道の駅」のような農産物の販売所を作りたいと思ったことがきっかけです。昔から市内の別の建物で農産物を販売していましたが、規模が小さかったこともあり、もっと事業展開をしたいと思っていました。そんなとき市内に新たな駅を作る計画があることを知り、その隣で地元の農産物を販売する大きな施設をつくれないかと思いました。いなべにも農家の方々が自分の商品に値段をつけて売ることができるコミュニティをつくりたかったんです』

代表理事日紫喜さん

生産者の顔が見える関係

こうして平成16年にオープンした「ふれあいの駅 うりぼう」。
「地産地消」という考えがまだ普及していなかった当時から、日紫喜さんは地域の農産物と生産者の顔が見える関係をつくりたかったそうです。
店内をみてみると、商品と一緒に農家の方々の写真とメッセージが貼られていました。
オープンから約15年たった現在では、180名の農家の方々が商品を出荷しており、毎日元気に車で商品を届けに来てくれるそう。

『この施設の特徴は、誰が作った商品なのか一目でわかることなんです。お客さんも生産者の方の名前をみて、購入されていく方が多いです。店作りにも常に変化をもたせ、店内の配置を変えるなど少し工夫することでお客様を飽きさせないように心がけています』

うりぼうの店内写真

いなべをもっと知ってほしい

地域の農家や農産物をもっと広めていきたいという思いをもつ日紫喜さんは、ふるさと納税にも参加し、返礼品を提供しています。
この制度への思いを伺うとともに、寄附者の方々へのメッセージをいただきました。

『ふるさと納税の制度自体は元々知っていて、市がふるさと納税を導入し始めた当初から参加しています。私たちが提供している返礼品には、地元農家さんの野菜、果物、いなべ産のお米「ミルキークイーン」を組み合わせたセット、ジェラートや純米酒「猪名ひめ」があります。私が「これだ!」と思うものを厳選したバラエティセット、スペシャルセットやプレミアムセットもご用意しています。寄附していただいた皆さんに、私たちや農家の方々を知っていただくきっかけになればと思っています。最近はSNSでも情報発信をしていただいているので、返礼品の注文数も増えています』

お米「ミルキークイーン」は、鈴鹿山脈と養老山地に抱かれたいなべの美田地帯で育まれたお米。
純米酒「猪名ひめ」にも使用されています。ジェラートはすべて手作り。トマトや緑茶といったさまざまな味を製造しています。若い方々にも、いなべの素材を楽しんでもらいたいという思いから誕生した商品だそうです。

うりぼうの野菜と果物

うりぼうのジェラート

「いなべ市はのんびりとした自然豊かな場所です。ふるさと納税をされた皆さんには、ぜひいなべの風景を思い浮かべながら、味わっていただきたいです」

いなべの素材の魅力がぎゅっと詰まった商品が並ぶ「ふれあいの駅 うりぼう」。
皆さんもぜひ一度商品を手に取り、いなべに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

 

うりぼう代表理事日紫喜さん

【撮影場所】
いなべ市員弁町大泉2517 三岐鉄道北勢線 大泉駅隣 ふれあいの駅 うりぼう
電話:0594-74-5866
【撮影ご協力】
農事組合法人うりぼう 代表理事 日紫喜 淳 さん
【インタビュー及び撮影】
いなべ市役所企画部政策課

このページに関するお問い合わせ

農林商工部 商工観光課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7833 ファクス:0594-86-7869
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地