ふるさと納税返礼品提供事業者インタビュー vol.7 藤田椎茸園

ページ番号1010131  更新日 令和2年11月12日

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vol.7 藤田椎茸園

シイタケ鍋

空気が冷え込み、温かい食べ物が美味しい季節になりました。

鍋料理や茶わん蒸しなど、冬の食卓に欠かせない食材がシイタケ。いなべ市藤原町では2つの農家がシイタケ栽培をしています。今回は、そのうちの1つ、「藤田椎茸園」のものづくりの現場をご紹介します。

藤田椎茸園ハウス

藤田椎茸園では5棟のハウスでシイタケを菌床栽培しています。
同社の歴史は古く、60年ほど前からこの地域で事業を営んでいますが、3年前「就労支援型B型」の事業所として農福連携の取り組みを開始。「福祉事業所篠立きのこ園」の名称でシイタケ栽培施設を運営しています。
同社では、障がいなどの理由で企業への就労が困難な利用者約15人が、能力や知識の向上を目指し、従業員と共に作業をしています。

 

ハウスの中

(従業員作業の様子。利用者も同じ作業を行っています)

利用者は、シイタケの植菌、水やり、収穫、包装、出荷など生産に関わるすべての過程に関わっています。
じっくりと産品に向かい合う作業内容が個々の特性と合うことが多く、利用者は安心して通所を続けているそう。また、通所をきっかけにしてステップアップし、一般企業へ就職した人もいます。

栽培や販売の施設があるのは緑に囲まれたのどかな地域。自然豊かで静かな環境も、作業をする皆さんに良い影響を与えています。また、季節ごとのバーベキュー、芋煮会などの催しで、施設としても過ごしやすい場となる工夫をしています。

芋煮会

皆さんに大切に育てられたシイタケは、かさの部分が肉厚な品種です。炭火で塩焼きして素材のうまみをじっくり味わったり、チーズを乗せて焼くなど簡単なアレンジで食べたりするのがおすすめ。

シイタケ

最後に、藤田椎茸園代表の藤田泰之さんに、ふるさと納税の寄附者の皆さんへメッセージをいただきました。

「障がいがあったり高齢であったりしても、伸び伸び成長できるのはシイタケと同じようなものです。多様な人が関わって、一生懸命育てました。ふるさと納税でいただいた寄付の心に、全力でおいしいシイタケを贈ります」

返礼品では大量てんこ盛りセットのほか、ご自宅での消費にも贈り物にも使いやすい贈答用の詰め合わせが提供されています。寄付をきっかけに産品を気に入り、直接販売所に訪れる人もいるそう。

ふっくらジューシーないなべの秋冬の味。ぜひ一度味わってみませんか?

 

【撮影場所】
藤田椎茸園 (三重県いなべ市藤原町篠立3390-115)
電話:0594-46-4185
【撮影ご協力】
藤田椎茸園
【インタビュー及び撮影】
いなべ市役所企画部政策課

このページに関するお問い合わせ

農林商工部 商工観光課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7833 ファクス:0594-86-7869
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地