ふるさと納税返礼品提供事業者インタビュー vol.3 イワキ製茶

ページ番号1008739  更新日 令和2年4月6日

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vol.3 イワキ製茶

いなべ市大安町石榑では、古くから茶作りの文化が根付いています。
それは石榑茶と呼ばれ、いなべ市の特産品の一つとなっています。
今回は、石榑茶を栽培する茶農家の一つ、イワキ製茶の代表である岩城 講和さんにお話を伺いました。

イワキ製茶の創業の歴史は古く、岩城さんの祖父の言い伝えでは、天保の時代には手もみによる茶製造を開始していたそうです。
岩城さんがいなべでお茶作りを始めたのは25歳のとき。
元々名古屋で別の仕事に就いていましたが、転勤が億劫になり、地元であるいなべ市に戻り、家業を継ぎました。
以来40年以上家族と共に、いなべの地でお茶作りを続けています。

岩城さんご夫妻
(右:岩城 講和さん、左:岩城さんの奥様)

お客様第一のお茶

イワキ製茶のこだわりは、飲む人のからだに優しいお茶であること。
それは岩城さんのお茶作りに込められた思いでもあります。

「やはり一番大切なのはお客様。手に取る人のからだを第一に考えているので、栽培するときは極力化学成分や化学肥料を使用しないようにしています。土づくりには、木のチップや炭といった有機肥料も使っています。10年以上に渡って、「みえの安心食材」の認定も取得し続けているんです」

お茶にはアミノ酸、ポリフェノール、カテキンや亜鉛が含まれているため、体調を整えるには最適とのことです。

石榑の地に広がるこの茶畑は、元々田んぼだった場所を岩城さんが一から整備し、作り上げたもの。
岩城さんによると、石榑の地域はお茶を作るのに必要な条件が揃っているそうです。

イワキ製茶の茶畑

「石榑の地域、特に石榑南山条という地域はお茶作りにピッタリな場所なんです。寒暖差が激しく、土壌も粘質混りの礫質土なので、お茶を育てるのに向いています。本格的な販売の時期になると、家族全員で作業をするんです。時期によっては、お手伝いの方にも来ていただいています」

イワキ製茶の商品棚

現在イワキ製茶では、ほうじ茶、玉露やかぶせ茶などさまざまなお茶の種類を販売しています。
市内のJA直営店、キッチュエビオいなべヒュッテや自宅店舗での販売、電話による注文も受け付けています。
自分の店舗を訪れたお客様とは、直接話し、ニーズを探ることも大切にしているそうです。

ひとこと「美味しい」と言ってもらえるお茶を届けたい

商工会の案内でふるさと納税制度を知ったという岩城さん。
市が取組を開始した当初から、返礼品を提供しています。

最後に、ふるさと納税寄附者の皆さんへのメッセージを伺いました。

「一番にお伝えしたいのは、私たちのお茶を手に取ってもらい、商品の良さを感じてほしい ということです。今は、ペットボトルのお茶が普及して、家庭でお茶を淹れること自体少なくなりました。そんな状況のなかで、生産を続けていくのは難しい面もあります。茶農家の数も昔と比べてずいぶん減りました。それでも私たちができる範囲で、飲んだ人に「美味しい」と思ってもらえるお茶を作り続けていければと思います」

皆さんも疲れたときやほっと一息つきたいときに、ぜひ一度イワキ製茶のお茶を味わってみてはいかがでしょうか。
そこに込められた岩城さんの優しい思いを感じることができるかもしれません。

イワキ製茶の返礼品

【撮影場所】
イワキ製茶(三重県いなべ市大安町石榑南2258)
電話:0594-78-0010

【撮影ご協力】
イワキ製茶 岩城さんご夫婦

【インタビュー及び撮影】
いなべ市役所企画部政策課
※一部でご提供いただいた写真も使用

このページに関するお問い合わせ

農林商工部 商工観光課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7833 ファクス:0594-86-7869
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地