いなべFM第45回 令和4年12月9日 「民生委員・児童委員」

ページ番号1012544  更新日 令和4年12月16日

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「民生委員・児童委員」は厚生労働大臣から委嘱され、それぞれの地域において、常に住民の立場に立って相談に応じ、必要な援助を行います。員弁町石仏地区民生委員 多湖和代さんへのインタビューです。

身近な地域の相談役として!

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多湖和代さん

「民生委員・児童委員」は、厚生労働大臣から委嘱を受け、非常勤の地方公務員として位置付けられ、地域福祉を担うボランティアです。

地域住民の様々な生活上の困りごとに関する相談に応じ、必要な支援が受けられるよう、地域の専門機関へのつなぎ役としての役割を担っています。また民生委員の中には、子供や子育てに関する支援を専門にする、主任児童委員として選任される人もいます。

いなべ市では、「民生委員・児童委員」が96名、「主任児童委員」が8名、計104名が活動しています。

私の民生委員活動も4年目に入りました。活動を続ける中で印象深かったお話をします。民生委員会議が終わり自宅に帰ると、携帯に着信があるのに気づきました。折り返し電話を掛けると、「一人暮らしの方の家の電気が2~3日つけっ放しで心配だったから」と、近所の方からの連絡でした。急いで駆けつけると警察、救急車がいてびっくりしました。その方は年齢が90代の方で、体調が悪く横になってみえたようですか、近所の方たちが呼んでも応答がないので、もしもの事を思って通報されたようです。近所の方が気にかけているので助かりました。その方は、近所付き合いの少ない方で、他町の甥御さんが時々見に来ていましたが、訪問看護やデイサービスを勧めても頑固に拒否し、困ってみえました。私が見守りで何回かお邪魔するようになってからは、少しずつ打ち解け訪問を心待ちにしてもらい、とても嬉しく感じました。そのうち、包括支援センターも交えて話をして、介護サービスを受けられるようになり、安心しました。その後、骨折で入院し、退院後施設に入所され半年ぐらいして、施設でお亡くなりになられたと甥御さんから聞きました。その際「いろいろお世話になりありがとうございました」という言葉をいただきました。この件で私は、地域の方々との繋がりの大切さや、変化に気づくことを学びました。私はこの地域の繋がりを大切に、住民の方が住み慣れた地域で、その人らしく生活できることを願い、いつも「ありがとう」の声を活動のエネルギーとして、今後もマイペースで委員活動続けていきたいと思います。

まとめ

「民生委員・児童委員」は身近な地域の相談役です。福祉の事で困ったときは地域の民生委員・児童委員に相談しましょう。

※インタビューの内容は趣旨を変えない程度に編集しています。

このページに関するお問い合わせ

福祉部 長寿福祉課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7819 ファクス:0594-86-7865
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地