いなべFM第29回 令和4年3月25日「生活支援コーディネーター」

ページ番号1012005  更新日 令和4年4月5日

印刷 大きな文字で印刷

いなべ市社会福祉協議会は誰もが安心して暮らせる福祉のまちづくりを目指して様々な活動をしています。いなべ市社会福祉協議会の「生活支援コーディネーター」として、地域づくりをしている畑中美奈子さんへのインタビューです。

「この地域で暮らせてよかった!」そんな地域づくりを目指して

「生活支援コーディネーター」は、住民の方々が住み慣れた地域でいつまでも自分らしく暮らしていけるように、地域の皆さんや関係機関と連携しつつ、生活介護予防の体制づくりを行っています。「生活支援コーディネーター」の別名は「地域支え合い推進員」とも言います。

具体的な内容は以下の4つです。

(1)地域の話し合いを行う場づくりや福祉委員会の設置促進

(2)地域の困りごとを地域住民や関係機関と一緒に把握し、住民主体で解決する活動

(3)地域の困りごとに対する担い手を育成、発掘

(4)地域の社会資源を把握、または開発

他にも、地域にすでにある「いいこと」や、「あったらいいな」というニーズを見つけて、つなぎ合わせたり、足りないものを創造するための支援を行います。

 

二人の写真

誰もが安心して暮らせる支え合いの取り組みとして、平成29年から各自治会単位で福祉委員会の設置がスタートしました。現在は、いなべ市内にある118自治会のうち、63の自治会で活動が行われています。地域で把握した困りごとや課題を解決するには、住民の皆さんひとりひとりが近隣に目を向け、地域にある生活福祉課題をみんなの問題として考えて行動解決していくことが必要です。福祉委員会は主な地域活動者として自治会、老人会、民生委員、子供会、サロンのボランティアさんなどのメンバーで構成されており、地域内での「見守り、支え合い活動」等について定期的に話し合っていただいています。それぞれの福祉委員会の活動では、「有事の際に備えた、防災訓練」を、地域の方全員に呼びかけて実施した地域、「顔の見える関係づくりが必要」と、世代間交流を行った地域、「コロナ禍の今だからこそ、繋がりが切れそうだから何とかしないと」と、訪問活動を始めた地域など様々な活動が実施されています。ひとりひとりの思いや知恵・力は、地域で合わせると、大きな温かい渦になると思います。ご近所同士で世間話をする機会も少なくなってきており、地域での課題も複雑化してきています。そんなときだからこそ、福祉委員会の設置を今後も推進していきたいと考えます。

まとめ

畑中さん
(畑中美奈子さん)

福祉委員会の活動などは、2か月に一回、情報誌link(市広報誌)と一緒に配布される社協だよりによく掲載されています。社協だよりで、いろいろな地域の福祉委員会についてご覧になっていただきたいと思います。

「生活支援コーディネーター」についてのお問い合わせは、いなべ市社会福祉協議会 地域福祉課 地域づくり係

電話 0594-41-2945です。

※インタビューの内容は趣旨を変えない程度に編集しています。

このページに関するお問い合わせ

福祉部 長寿福祉課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7819 ファクス:0594-86-7865
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地