いなべFM第30回令和4年4月22日:「いなべ市くらしサポートセンター縁」

ページ番号1012126  更新日 令和4年4月27日

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いなべ市くらしサポートセンター縁(えにし)では、平成27年4月から施行された生活困窮者自立支援法に基づく相談支援を行っています。

「いなべ市くらしサポートセンター縁」の主任相談支援員 橋本 勉さんへのインタビューです。

困りごとを一緒に考えていくところ~縁~

橋本さん写真
(橋本勉さん)

「いなべ市くらしサポートセンター縁」では、生活困窮者自立支援法に基づき、失業や病気、家計など様々な理由で困りごとを抱え、経済的に困っている方に対して、本人の状況に応じた支援を行っています。例えば、失業された方には、ハローワークに一緒に行き、就労の支援を行っています。また長期間就労から遠ざかっている方、コミュニケーションが不得手な方、生活のリズムが不規則な方などには、就労に向けた準備としてボランティアの方と一緒に料理を作ったり、職場見学、職場体験、模擬面接、履歴書の作成など、就労に向けて、段階的な支援を行っています。加えて、借金や金銭管理ができないなど金銭問題を抱える方には、法テラス(無料相談)へのつなぎや貸付、融資など活用できる支援制度を紹介するとともに、家計表の作成を支援し、家計の再建に向けたきめ細かい相談や支援を行っています。一定の条件はありますが、離職などにより、住居を失った方、または失う恐れのある方には、就職に向けた活動を条件として、「住居確保給付金」などを紹介しています。

そのほかにも様々なご相談がありますが、私たちだけでは解決できないこともありますので、その時には関係機関と連携して支援を実施しています。

相談者の中には、住居を失う方、多重債務を抱えている方、その日の食料のない方、家族に頼ることができない方など、複合的な困りごとを抱えている相談者の方が見えます。それらの課題について一緒に考え、支援を通じて生活を立て直された方もみえます。

私たちは困りごとの解決だけではなく、周りの支援者からの励まし、応援により、自らの生活を再建した体験は、同じ境遇に陥った方へのアドバイスなど、支援する側として活躍できると信じています。つまり、支援が「支援の輪」を育むものと考えます。長引くコロナ禍により、経済格差は膨張し、相談件数は上昇しています。失業、疾病など誰もが突然に生活困窮となる時代だと感じています。ひとりで悩まず、一緒に解決に向かうために、「いなべ市くらしサポートセンター縁」を利用いただきたいと思います。

まとめ

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コロナ禍により、相談件数は一昨年度で4倍、昨年度はそれ以上の状況のようです。

ひとりで悩まずに、このような相談場所があるということを皆さんに知っていただきたいと思います。「いなべ市くらしサポートセンター縁」へのお問い合わせは、 電話0594-86-7817です。

※インタビューの内容は趣旨を変えない程度に編集しています。

このページに関するお問い合わせ

福祉部 長寿福祉課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7819 ファクス:0594-86-7865
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地