いなべFM第38回 令和4年8月26日 「特定健診」

ページ番号1012354  更新日 令和4年9月2日

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特定健診は、生活習慣病の予防のために、国民健康保険に加入されている40歳から74歳の方を対象とした健診です。健診の結果、生活習慣病の発症リスクの高い方へ、保健師や管理栄養士が特定保健指導を行い生活習慣の改善についてのサポートをしています。

いなべ市役所 健康推進課 保健師 森本祐奈さんへのインタビューです。

特定健診を受け生活習慣を見直しましょう!

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(森本祐奈さん)

皆さんは、生活習慣病という言葉を聞いたことがありますか。生活習慣病等は、食事、運動、休養、喫煙や飲酒などの生活習慣が深く関わり、それらが発症の要因となる病気のことを言います。日本人の死因の上位を占めるがん、心臓病や脳血管疾患が生活習慣病に含まれます。特定健診は生活習慣病の早期発見や予防に着目した健診です。具体的な検査項目は、お医者さんからの問診、身体計測、血液検査、検尿、心電図などです。まずは、40歳以上になったら、年に1回は健診を受けましょう。

特定保健指導とは、検診結果で生活習慣病の発症の可能性が高く、生活習慣を整えることで、生活習慣病予防の効果が多く期待できる方に対して、私たち保健師や栄養士が、生活習慣を見直すサポートを行うものです。健康推進課では、特定保健指導として「糖尿病を知る集い」という教室を開催しています。今まで健診を受けていたが、「検査結果後の内容までは見ていなかった。」「何か健康について取り組もうと思っていたけど、何をしたら良いのかわからない。」など、自分の体や健康に関する気持ちは様々かと思いますが、教室を介して「これならできる。」「ちょっと頑張ってみようかなぁ」という意識改善につながると、私自身も「良かったなぁ」と感じます。このように特定健診、特定保健指導により、生活習慣改善への動機付け、行動変容につながることで、健康寿命が延伸します。健康に長生きするために、毎年健診を受けていただき、「今の体の状態」を把握していただき、必要に応じ専門的な指導や医療受診など、次に「つなぐ」ということが大切です。

まとめ

健診の結果より糖尿病重症化予防の教室の対象となる方へは、健康推進課からお知らせがあります。特定健診の対象の年齢の方には、すでに6月下旬に通知が郵送されており、受診期間は7月から11月となっています。かかりつけ医または、お近くの医療機関で特定健診をぜひ受けて頂きたいと思います。

※インタビューの内容は趣旨を変えない程度に編集しています。

このページに関するお問い合わせ

福祉部 長寿福祉課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7819 ファクス:0594-86-7865
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地