いなべFM第42回 令和4年10月28日 「薬剤師の仕事」

ページ番号1012481  更新日 令和4年11月8日

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10月17日~23日は、「薬と健康の週間」と定められています。医薬品を正しく使用することの大切さ、そのために薬剤師が果たす役割の大切さを一人でも多くの方に知ってもらうために、ポスターなどを用いて積極的な啓発活動を行っていました。

はった薬局 薬剤師 郷幸代さんへのインタビューです。

お薬手帳は一冊にまとめて携帯!

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薬局の店頭でOTC医薬品(処方箋無しに購入可能な医薬品)を購入される方には、自分で飲んでいるすでに処方されて内服している薬がわからないという方が多くいます。そんな方にお勧めするのは、お薬手帳です。お薬手帳は、いつどこでどんな薬を処方してもらったかを記録してあります。お薬手帳を見せるだけで、自分の薬のことがわかります。旅行するとき、薬局などで薬を購入するとき、災害などにあったとき、とても役に立ちます。薬の重複や良くない飲み合わせの防止もできます。病院や診療所にかかるときは必ずお薬手帳を持参してください。体調の変化や薬局で買った薬・健康食品、調子が悪くなった薬などを記入しておき医師、薬剤師に伝達してください。また、お薬手帳は一冊にまとめていつも携帯、いつも同じ場所に保管しましょう。

学校薬剤師を知っていますか?

学校薬剤師は、大学以外の学校には必ず配置されています。いなべ市内には、5名の薬剤師が学校薬剤師として児童生徒の皆さんや学校に勤務されている方々が、より健康に過ごせるように活動しています。学校で使う薬品などの相談や、飲料水・プール水検査・教室の環境に関わる検査を実施し、学校の環境衛生の維持と改善に指導及び助言をしています。

コロナ禍の換気については、先生方と教室内などの二酸化炭素を測定して、どのように窓を開けたら良いのか検討しています。また、児童生徒さんに「薬の正しい使い方教室」や「薬物乱用防止教室」も実施しています。実験をしたり、本物の薬を提示したりして、薬の正しい使い方をお話しています。薬は間違った使い方をすれば、大変な問題が出てくることもあります。もし、違法な薬物へと誘われたときの対処方法は、きっぱりと断ること、そしてその場を去ることです。薬は情報のある信頼のあるもの以外は服用しない、また薬の貸し借りは絶対にしてはいけないこともお話ししています。

まとめ

薬剤師は病院や地域の薬局の仕事以外に学校という場所でも活躍しています。お薬に関して知りたいことや疑問などがありましたら、気軽に薬剤師へお尋ねください。

※インタビューの内容は趣旨を変えない程度に編集しています。

このページに関するお問い合わせ

福祉部 長寿福祉課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7819 ファクス:0594-86-7865
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地