4月 ジロボウエンゴサク

ページ番号1001026  更新日 平成29年3月9日

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ジロボウエンゴサク(ケシ科)

写真:ジロボウエンゴサク(ケシ科)

関東以西の原野や山麓地帯に生える、高さ10センチメートルから20センチメートルの多年草です。
地下に直径1センチメートルほどの不定形の塊茎があり、細い茎や葉を数本出します。
春に花茎の先端に紅紫色から青紫色の花をまばらにつけます。
花の基部には葉状の苞があり、卵型で先端はとがって分裂していませんが、本種とよく似たヒメエンゴサクでは、苞の先端が2裂から3裂しているので、区別できます。
ジロボウの名の由来は、伊勢地方でスミレを太郎坊、これを次郎坊と呼んで、花の距(後部の出っ張り)を引っ掛けて子どもが遊んだことによります。
また延胡索(えんごさく)は、この仲間の漢名で、塊茎を乾燥したものを、鎮痛剤などとして利用します。

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