5月 ヒオドシチョウ
ヒオドシチョウ(タテハチョウ科)
丘陵から山地で見られるチョウで、成虫は初夏に発生し、冬を越して翌年の春に産卵します。幼虫は主にエノキの葉を食べます。成虫は樹液を好み、花にはあまり来ません。
翅の色は写真のように表と裏で全く異なります。表面は黒斑のある橙赤色でよく目立ちますが、裏面は基部が黒褐色、外半が黄褐色で、翅を閉じて止まると樹皮や枯葉にとけ込んでしまいます。
和名は翅の表面の色が、緋色に染められた紐を使った緋縅(ひおどし)の鎧を連想させることによります。
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