株式会社員弁環境サービス
地域の「暮らしを支える力」を未来へつなぐ。一地域に寄り添うインフラ企業のSDGs実践

昭和48年の創業以来50年以上にわたり、地域の生活インフラを支え続けてきた同社。
そんな員弁環境サービスの事業概要とSDGsの取り組みを紹介します。
地域インフラの安心を守るプロフェッショナル集団

員弁環境サービスの主な業務は、ごみ収集、し尿汲み取り・浄化槽清掃、下水道管路の維持管理、産業廃棄物収集、土木工事など、生活になくてはならない役割ばかりです。
とりわけ長年培ってきた「地域の下水道管路事情を知り尽くした技術力」は、地域密着型企業ならではの強みといえます。また、業務に欠かせない特殊車両を20年以上大切に使い続ける丁寧な車両管理を行うなど、単なる業務の遂行ではなく、環境負荷の低減や資源の有効活用というSDGsの理念そのものに通じています。
災害時は「助けてもらう側」ではなく、「助けに行く側」

特に力を入れているのが 防災・BCPへの取り組みです。太陽光発電やポータブル蓄電池、非常食の備蓄を行い、災害時には従業員が会社に集合し、電源や食料を提供できる体制を整えています。
東日本大震災での支援経験から、「地域が困った時に力になりたい」という想いが強く根づき、現在では 72時間以内の事業再開を目標に、体制強化を進めています。
また、同業者との相互支援や、行政・県との防災協定にも積極的に関わり、地域の防災力向上に貢献しています。
地域の未来を育てる“環境教育”

毎年、地元の小学校からの依頼に応じて ごみ収集車の見学会を実施しています。
子どもたちからは「1日でどれくらいのごみが出るの?」「トラックは何台あるの?」といった素朴な質問が寄せられ、実際の作業を見ながら環境問題を身近に学ぶ機会となっています。
こうした取り組みは、環境学習を促進する 目標4「質の高い教育をみんなに」、リサイクル意識の醸成につながる 目標12「つくる責任 つかう責任」 に貢献しています。
高齢者を支える「ごみ出しサポート」も検討中

高齢化が進む地域では、ごみ出しが困難な世帯も増えています。
行政や社会福祉協議会と連携しながら、今後、ごみ出し支援サービスや資源ごみ分別の立ち会い・指導など、地域の実情に寄り添った新たな取り組みも検討しています。
こうした生活支援は、目標11「住み続けられるまちづくりを」や目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」に資する取り組みです。
働きやすい職場づくり

SDGsへの取り組みは、環境や防災だけではありません。
同社では、有給休暇の取得推進を進めています。
- 誕生日月の休暇取得制度の導入
- 65歳以降も働ける再雇用制度の検討
など、従業員が長く安心して働ける職場づくりにも力を入れています。
令和7年には、「三重とこわか健康経営カンパニー(ホワイトみえ)」の認定を取得するなど、働きやすい職場づくりに努めています。
“地域のインフラを守る会社”であるからこそ、従業員が健康で、働き続けられる環境づくりが重要であり、それはSDGsの「働きがい」や「健康福祉」に直結しています。
株式会社員弁環境サービス の「SDGsの取り組み方針書」

事業者概要
代表者:鈴木 政勝
所在地:三重県いなべ市員弁町岡丁田1742番地3
創業:昭和48年10月
事業内容:下水道管路維持管理、下水道・水路・側溝高圧洗浄、パイプクリーニング、産業廃棄物収集運搬、一般廃棄物収集運搬、水処理施設施工修理、土木工事、浚渫(しゅんせつ)工事全般、各種清掃業務等
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このページに関するお問い合わせ
農林商工部 商工観光課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7833 ファクス:0594-86-7869
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地

