大安工業有限会社
“色”で地域を明るく、未来をつなぐ―大安工業有限会社のサステナブルな挑戦

昭和期から地域とともに歩んできた同社。
日々の現場活動の中から、すでに「環境」「地域」「働き方」という三つの軸で、着実にSDGsにつながる取り組みを積み重ねています。
そんな大安工業有限会社のSDGs取り組みを紹介します。
多彩な塗装技術で応える、地域密着の塗装専門企業

三重県いなべ市大安町に拠点を構える大安工業有限会社は、金属製品の焼付け塗装・溶剤/粉体塗装・静電塗装など、多彩な塗装技術を通じて「お客様が求めているものを、納める。」という理念を具現化しています。
1980年の創業以来、豊富な設備と熟練職人の手技により、鉄・ステンレス・アルミ等の素材加工・塗装に対応してきました。2mを超える大型製品にも対応できるラインを備え、自社トラックによる引取・納品体制も整備しています。
地域企業として“塗装で地域を明るく、元気に”する姿勢を貫き、社員の成長・働きやすい職場づくりにも注力しています。
廃塗料の再利用 ―廃棄から価値化へ

粉状塗料という「使い途のない残材」が、かつては産業廃棄物として処理されていました。そこで同社は、添加剤の投入による固化加工の検証を進め、プランターや板材への再利用という新たな活路を模索。塗料メーカー・販売店との協働も視野に入れ、試作・実証を継続しています。
この取り組みの目標は、廃棄物削減と同時に、コスト低減を実現すること。さらに地域教育機関でのワークショップを開催するなど、「地域発のリサイクルモデル」へと展開を図っています。これは、まさにSDGsのゴール12「つくる責任つかう責任」、ゴール9「産業と技術革新の基盤をつくろう」、ゴール17「パートナーシップで目標を達成しよう」に直結した実践です。
梱包材(ラップ)のリサイクル ―日常の“当たり前”を見直す

塗装・輸送工程で発生する梱包用ラップを「ごみ」として捨てるのではなく、社内で選別・回収し、再資源化業者へ引き渡す仕組みを確立しました。この結果、処分費用の削減にも寄与しています。
この活動の狙いは、ごみの排出削減とコスト削減を図るとともに、社員一人ひとりが分別に参画する社内文化を定着させることです。ちょっとした日常アクションが、気候変動への対策(ゴール13)や資源循環の強化(ゴール12)に繋がっている点も注目です。
作業環境の改善(暑熱・寒冷対策)―働きやすさが未来を支える

塗装工程において、特に乾燥炉(MAX200℃)周辺の高温環境が大きな課題でした。そこで同社では、工場レイアウトの見直し、ファンの設置、スポットクーラーの試験導入、さらにはファン付きジャンパーの活用検討などを推進。各種補助制度の活用も視野に入れながら、着実に環境改善を図っています。
これらの取り組みは、「従業員の健康・安全を守ること」と「生産効率を維持すること」の両立を目指しています。高齢者雇用や若手人材定着にも波及するため、働きがいの向上(ゴール8)や健康・福祉の充実(ゴール3)という SDGs の視点とも直結しています。
地域・教育機関との連携 ―地域資源を人へ、未来へ紡ぐ

地域のこども園や小中高等学校、さらには大学などと連携し、現場見学会や体験授業といった教育活動を展開しています。例えば、地元の小学校と連携し、お絵かき体験を開催。余った塗料を活用して、子どもたちがブロック壁にお絵かき体験ができる機会を定期的につくっています。
目的は、廃材の利活用だけではありません。地域の子どもたちが、地元企業と連携して活動をすることによる、将来の採用・人材育成の観点からも期待が掛かっています。このような地域とのパートナーシップは、質の高い教育(ゴール4)、住み続けられるまちづくり(ゴール11)、そしてパートナーシップで目標を達成する(ゴール17)という SDGs の観点に合致しています。
大安工業有限会社 の「SDGsの取り組み方針書」

事業者概要
代表者:日沖 司
所在地:三重県いなべ市大安町丹生川上944番地
創業:昭和55年4月
事業内容:金属製品焼付塗装業
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このページに関するお問い合わせ
農林商工部 商工観光課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7833 ファクス:0594-86-7869
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地

