株式会社アクティオ三重いなべテクノパーク統括工場

ページ番号1014460  更新日 令和6年12月12日

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地域社会・環境との協調・協力を踏まえ 「レンサルティング®」で課題解決・地域貢献に取り組む

アクティオ工場外観

建物の建設や解体、道路整備などまちづくりに欠かせない建設機械。建設需要が高まる一方で、事業者が所有・維持するには多額のコストを要し負担が大きいという背景などから、建設機械のレンタル需要は高まっています。員弁町大泉で建設機械等のレンタルおよび各種レンタル機械のメンテナンス整備等を実施する「株式会社アクティオ 三重いなべテクノパーク統括工場」の事業概要とSDGs取り組みを紹介します。

建機レンタルのパイオニア 「レンサルティング®」で課題解決へ

作業風景、レンサルティング

アクティオは、水中ポンプの貸出からレンタル事業を開始し、「所有するより、借りる方が効率的」という常識を、建設・土木業界に定着させたパイオニア企業です。現在では、クレーンやブルドーザーなどの重機、電動ドリルやチェンソーなどの工具、さらには特定現場で必要となる特殊機器など、建設・土木業界で用いられるあらゆる建設機械等の総合レンタル事業を国内外で展開しています。同社の特色は、レンタル事業をさらに進化させるため提唱している、レンタルにコンサルティングを加えた「レンサルティング®」にあります。建設機械等の多様化・高度化を踏まえ、顧客の現場環境や状況、工程に合わせた最適な機械の提案、既成のものがない場合は、メーカーとの共同開発による独自機械の提案など、大手ゼネコンから個人事業者まで様々な顧客ニーズに対応できる「レンサルティング®」を実践することで、建設・土木業界の課題解決に貢献しています。

「三重いなべテクノパーク統括工場」は国内で8拠点(2024年10月末時点)しかない、研究開発拠点・トレーニングフィールドを兼ね備えた大型の整備・物流工場の1つです。同工場では、同社で取り扱うほぼすべての機械等の専門的な整備や修理が実施されるほか、顧客がレンタル機械を見学したり試乗したりする場、新たな機械等の研究・テストの場、機械構造等を職員が理解するための人材育成の場など、多様な機能があります。また、同工場は、東海と西日本における中核的な整備拠点であるとともに、防災対策における機械・機材供給基地としても位置付けられるなど、地域にとっても重要な役割を担う存在です。

SDGsへの取り組みは“未来への投資”

アクティオが考えるSDGs

多くの資源や費用、メンテナンスを必要とする機械をはじめ、多種多様に存在する建設機械をレンタルする事業は、建設・土木事業者の省コスト・安全性向上に役立つと同時に、機械自体の延命・再利用・効率的利用を実現し、限りある資源を大切に使うという面において、地球環境の維持にも貢献するものです。このような背景を踏まえ、同社では、中核事業であるレンタル事業そのものに社会的課題解決・社会貢献への責務があると捉え、これらへの取り組みを使命としています。また、環境・社会との協調を前提とした持続的発展以外に成長はできないため、SDGsへの取り組みは同社が成長していくために必要不可欠な“未来への投資”とも考えています。

これらの考えに基づいた同工場でのSDGsに関連した取り組みについて、紹介します。

地域と連携した環境保全・教育機会の提供

清掃活動、SDGs体験ワークショップ

同社では、環境保全のため森林管理やビーチクリーン活動などの様々な活動が実施されており、同工場においても、いなべ市および周辺地域で職員50名以上が参加する清掃活動が、毎年実施されています。側溝・縁石の土砂等の除去、清掃、高所作業車などを活用した高木剪定など、地域住民が安全に通行、生活できるまちづくりに貢献する取り組みが実施されています。

また、地域の子どもたちを対象に、業界やSDGsに関する知識や情報を共有するための教育機会の提供にも取り組んでいます。「アクティオSDGs体験ワークショップ」は、市内の小学生を対象に、いなべ市と共同で実施されており、2024年で3回目の開催を迎えました。SDGsワークショップでは、建設機械の社会での役割や同社の取り組みを知る座学だけでなく、水中ポンプ運転の見学や重機の試乗体験など、実際のレンタル機器を活用した体験を踏まえ、子どもたちに楽しくかつ分かりやすく学んでもらえるような工夫がなされるなど、地域社会への貢献および発展に向けた活動が行われています。

働きやすい職場づくりとSDGs意識の向上

社内SDGs研修会

社内においても様々なSDGs取り組みが実施されています。同社では完全週休2日制(原則、日曜日とその他曜日の週2日休暇)が通常の休暇制度ですが、同工場では更なる労働環境を整備する一環として、他工場との業務調整・連携のうえで、毎月第2・3週の「土曜日・日曜日」を休暇とする工場独自の「土日休暇制度」を実施・運用しています。全ての工場職員が、2日連続での休暇を取得できる制度を実現することで、職員の心身の健康やブライベート充実を一層図るための取り組みが行われています。

その他、工場職員のSDGsに対する理解を深めるために社内勉強会が実施されています。勉強会では、レンタル事業そのものや日常の業務、地域と連携した活動などがSDGsと繋がっていることを再認識し、理解することで、職員1人1人がSDGs達成に関わっている実感を持ってもらうことや、カードゲームなどを活用し、今後の事業や業務にSDGsの視点を積極的に取り入れていくための姿勢や考え方を学ぶ内容などが盛り込まれています。このような勉強会を通じて、工場内職員の業務や自社へのエンゲージンメント向上ならびにSDGs意識の浸透・向上に向けた取り組みなども行われています。

株式会社アクティオ三重いなべテクノパーク統括工場 の「SDGsの取り組み方針書」

SDGs取り組み方針書

事業者概要

工場責任者:林 豊
所在地:三重県いなべ市員弁町大泉2178-8
運用開始:2015年5月
事業内容:建設機械レンタル、建設用機械器具等のレンタル・リース・販売及びこれらに付随する業務

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このページに関するお問い合わせ

農林商工部 商工観光課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7833 ファクス:0594-86-7869
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地