3月 コセリバオウレン
コセリバオウレン(キンポウゲ科)
山地の林内の湿ったところに生える常緑の多年草です。
根生葉は3回3出複葉で、小葉はセリの葉のように切れ込みます。
雌雄異株で、早春に長さ10センチメートルほどの花茎を伸ばし、白色の花を2個から3個横向きにつけます。
星型の花弁のように目立つのはがく片で、花弁は小型でその内側にあります。
なお根生葉が1回3出複葉で小葉の切れ込みが浅いものをオウレン(キクバオウレン)、2回3出複葉のものをセリバオウレンと呼びます。
これらの根茎を干したものを黄連(おうれん)といい、胃腸薬として用います。
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