藤原中学校の「伝わる資料制作」に関する取り組み

ページ番号1012316  更新日 令和4年11月8日

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【情報発信をSDGs目線で】産官学による連携の取り組み

令和4年度、いなべ市といなべ市立藤原中学校は、株式会社モリサワとの連携で、SDGsに関する情報発信の取り組みを行っています。

取り扱うテーマもその発信方法も、「誰ひとり取り残さない」という考えに基づくものです。SDGs未来都市いなべ市の子どもたちならではの先進的な事例となっています。
 

取り組みの概要

1年生 いなべティーンフェアレードブックの制作

日本で6番目のフェアトレードタウンであるいなべ市では、30以上の市内事業者がフェアトレード活動に参加しています。それぞれの事業者の紹介やフェアトレードへの想い等を生徒が調査し、タブレット端末でプレゼン資料を作ります。市はプレゼン資料をまとめたあと、多言語対応情報発信アプリ「Catalog Pocket」でデジタルブックとして配信します。

いなべのフェアトレードの取り組みや多様な地域産業について、世界に向け伝えることを目的としています。

 

2、3年生 「届けよう、服のチカラプロジェクト」チラシの制作

ファーストリテイリングがUNHCRとともに取り組む、衣料品回収のプロジェクトに、藤原中学校は令和3年度から参加しています。地域の皆さんにもプロジェクトに積極的に協力していただくため、2、3年生がチラシを作って告知を行います。チラシは自治会配布のほか、多言語対応情報発信アプリ「Catalog Pocket」で配信します。

外国語を主に使われる方や、チラシ配布対象地域外の方にもお知らせをし、プロジェクトに参加していただくことを目的としています。

取り組みの進捗状況

7月13日 1年生向け 「フェアトレード」出前授業

1年生の調査学習の事前準備として、フェアトレード推進団体「いなべフェアトレードタウン」といなべ市がいなべのフェアトレード活動や協力事業者について出前授業を行いました。

7月13日授業の様子

7月20日 全校向け 「伝わる資料を作ろう!」出前授業

株式会社モリサワが、タブレット端末での資料制作時の参考になるよう、ユニバーサルデザインフォントやレイアウトについての出前授業を行いました。

7月20日の様子

夏休み期間中

1学期の出前授業で学んだことを活かし、次の課題に取り組みました。

1年生 フェアトレード協力事業者への取材とプレゼン資料制作

2、3年生 「届けよう、服のチカラプロジェクト」のチラシ制作

9月1日 2、3年生向け フィードバック授業

夏休み期間中に2、3年生が作成した「届けよう、服のチカラプロジェクト」のチラシを実際に見ながら、「良かった点」「さらに伝わる資料にするために気を付ける点」など資料作成のポイントを振り返りました。

授業の様子

9月22日 1年生向け フィードバック授業

夏休み期間中に1年生が作成した「いなべティーンフェアトレードbook」のレポートを実際に見ながら、「良かった点」「さらに伝わる資料にするために気を付ける点」など資料作成のポイントを振り返りました。

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10月6日 2、3年生「届けよう、服のチカラプロジェクト」のチラシをカタポケで配信

2、3年生が作成した「届けよう、服のチカラプロジェクト」チラシ4点をCatalog Pocketで配信しました。
4点のお知らせ内容は同じですが、文字の大きさや配置など、生徒それぞれ「情報を届けよう」と工夫した点に着目してご覧ください。

11月1日 1年生「いなべティーンフェアトレードブック」をCatalog Pocketで配信。制作発表会を実施

生徒のレポートのうち18点を市が編集し、「いなべティーンフェアトレードブック」としてCatalog Pocketで配信しました。
授業で、ブック掲載レポートの作成者全員が、取材先の紹介やレポート作成時の工夫点についてプレゼンテーションを行いました。
リンク先から生徒の取材やレポート作成の成果をご覧ください。

なお、ブックに掲載したもの以外を含む全レポートを藤原中学校内に展示しました。

今後、生徒たちは藤原小学校にも同様のプレゼンテーションを行う予定です。

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このページに関するお問い合わせ

農林商工部 商工観光課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7833 ファクス:0594-86-7869
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地