株式会社モリサワとの連携
SDGsの目標達成に取り組む連携
令和元年1月、市と株式会社モリサワは、包括協定を締結しました。互いの人的・物的資源などを活用し、地方創生の推進、関係人口の創出などをめざすため連携しています。
いなべ市広報戦略基本方針に基づき情報発信力強化を目指すいなべ市と、「文字を通じて社会に貢献する」という経営理念のもと社会課題と向き合うモリサワは、協力しながらサステナブルなまちづくりにつながる取り組みを行っています。
取り組み
1 MC Catalog+活用
MC Catalog+は紙のお知らせや情報誌を、スマホ・タブレットで閲覧できる株式会社モリサワの情報配信ツールです。日本語を10言語に翻訳する機能もあり、各言語での読み上げにも対応しています。いなべ市では令和元年10月からこのツールを導入しました。
- 市の発行物(情報誌Link等)
毎月発行する情報誌Linkのほか、「INABEブランド冊子」その他の市の発行物を配信しています。 - 学校のお知らせ(テスト運用中)
多言語の子どもが通う学校で、おたより等での活用をするためテスト運用しています。
2 ユニバーサルデザインフォント(UDフォント)活用
UDフォントは、誰もが使いやすいユニバーサルデザインの観点で作られた書体です。株式会社モリサワのUDフォントは「読みまちがえにくい」「文字のかたちがわかりやすい」「文章が読みやすい」特長があります。いなべ市役所、市立小中学校の全端末で、令和元年10月から、株式会社モリサワの公共団体向けUDフォントプランを採用しています。
- 情報誌Link、市公式ホームページでの活用
情報誌Link、市公式ホームページの文字はすべてUDフォントです。
- 市からの通知文、申請書での活用
市が皆さんに発送する通知文、窓口での申請書、ポスターなどを、UDフォントで作成する取り組みを進めています。
- 学校との連携
技術家庭の授業で、株式会社モリサワの指導のもと、UDフォント、レイアウトに関して学び、発表用のパワーポイント資料を作成しました。(員弁中学校 令和2年1月)
- 市民に「伝わる」文書をつくるためのアンケート調査
同じ文書を、UDフォントと、UDではないフォントで作成し、どちらが読みやすいかアンケートを取りました。(令和2年8月「夏あそびワークショップ」実施時)
- UDフォント効果検証
UDフォント文書、UDではないフォントの文書と比較して、「どれくらい速く読めるか」「どれくらい間違いを見つけやすいか」検証するテストを職員が受けました。
40代以上の職員についてUD文書の読みの速度が3.3%速く、全世代の職員についてUD文書の認識率(間違いの見つけやすいさ)が6.6%高いという結果が出ました。(令和2年10月)
3 情報発信力強化のための職員研修
職員一人一人の情報発信力を高めるため、UDフォントを積極的かつ効果的に使用するための研修を行っています。
令和2年1月 「UDフォントを利用した市民に伝わる資料の作成研修」25人受講
令和2年9月、10月「モリサワフォントを有効に活用するための研修」26人受講
令和4年2月「UDフォントで広報力向上研修」13人受講
4 文字やレイアウトに関するワークショップ、展示
いなべ市の取り組みや文字文化に関する理解を深めるため、市民向けにワークショップなどを行っています。
このページに関するお問い合わせ
企画部 政策課[いなべ市役所]
電話:0594-86-7741 ファクス:0594-86-7858
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地