「ネコギギ保全シンポジウム」の報告 ~国指定天然記念物ネコギギ(淡水魚)保護の取組み~
イベントカテゴリ: 自然・文化・芸術
「ネコギギ保全シンポジウム」の動画を「YouTube」のいなべ市公式チャンネルにアップしました。
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2023年10月29日に開催した「ネコギギ保全シンポジウム」と特別企画展「ネコギギといなべの川にすむ魚たち」(10月28日~11月26日)には、多数参加していただきありがとうございました
シンポジウム当日の様子は「YouTube」のいなべ市公式チャンネルからご覧いただけます。
- 主催者挨拶と十社小学校5年児童による学習発表「ネコギギが住みやすい川へ」(外部リンク)
- 基調講演「ネコギギの自然史と保全への挑戦」 渡辺勝敏(京都大学)(外部リンク)
- パネル談義「“郷土財”としてのネコギギの保全」 コーディネーター 森 誠一(岐阜協立大学)(外部リンク)
- ネコギギ保全に関わる団体のポスター発表と水槽展示(外部リンク)
いなべ市情報誌「Link2024年1月号」で、「郷土財としてのネコギギ保全」と題して、当日の様子やこれまでの取り組みを紹介しています。いなべ市のホームページからご覧ください。
いなべ市のネコギギ保全活動に関わる動画のリンク集を作成しています。ダウンロードをしてご覧ください。
また、「You Tube」のいなべ市公式チャンネルで、いなべ市広報番組「いなべ10」で放映された動画をご覧いただくことができます。11月19日~25日放送分の4番目のニュースをご覧ください。
2023年10月29日に開催した 「ネコギギ保全シンポジウム ~ネコギギの保護をとおして ふるさとの未来へつなぐ~」の概要
2023年度、いなべ市教育委員会は10数年にわたるネコギギの保護増殖活動が評価され、日本水大賞環境大臣賞を受賞しました。
ネコギギはナマズの仲間で愛知県、岐阜県および三重県の川の中上流域のみにすむ、体長10cmほどの国指定天然記念物の淡水魚です。三重県最北部に位置するいなべ市を流れる員弁川(いなべがわ)とその支流にすむネコギギが絶滅の危機にあることがわかり、いなべ市では室内繁殖と放流による復活を試みています。
大学教授等の専門家から指導を受け研究機関等とも連携して科学的根拠を持ち、地域に密着しながら事業を継続していることが、いなべ市のネコギギ保護活動の大きな特色です。
また今年度は、ネコギギ保護の学習を進めているいなべ市立十社小学校も野生生物保護功労者表彰 環境省自然環境局長賞を受賞しています。
これらの受賞を報告し、いなべ市内外の方や関係者にネコギギ保護の取り組みを知っていただき、今後も取り組みを継続できるよう、ネコギギ保全シンポジウムを開催しました。
「ネコギギの保護をとおして ふるさとの未来へつなぐ」と題して、長年、いなべ市のネコギギの調査・保全にかかわってきた研究者を中心に、市民のみなさんに向けてわかりやすく講演やパネル談議を行いました。
また、会場2階ロビーにおいてネコギギの保全に関わる学校、国・県の関係機関、水族館等によるポスター発表も行いました。
午後1時より<市民ホール広場前>
・ポスター発表 (県内外の関係団体)
いなべ市立十社小学校, 三重県立水産高等学校, 滋賀県立琵琶湖博物館, 国土交通省 中部地方整備局 設楽ダム工事事務所,三重県桑名建設事務所, 三重県教育委員会, 鈴鹿高等学校自然科学部・鈴鹿中等教育学校科学部, 名古屋市東山動植物園, 碧南海浜水族館, 豊川市赤塚山公園, 美濃加茂市, いなべ市教育委員会
午後2時より<市民ホール>
・ 十社小学校 児童による学習発表「ネコギギが住みやすい川へ」
・ 基調講演 「ネコギギの自然史と保全への挑戦」渡辺勝敏(京都大学)
・ パネル談議「”郷土財”としてのネコギギの保全」
コーディネーター 森 誠一(岐阜協立大学)
パネリスト 江戸謙顕(文化庁) 渡辺勝敏(京都大学)田代 喬(名古屋大学) 里中知之(元志摩マリンランド)
- 開催日
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令和5年10月29日(日曜日)
- 申込み
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申し込みは終了しています。
- 主催
- いなべ市・いなべ市教育委員会
- 後援
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文化庁・三重県・三重県教育委員会
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このページに関するお問い合わせ
教育委員会 自然学習室 [藤原文化センター]
電話:0594-46-8488 ファクス:0594-46-4312
〒511-0511 三重県いなべ市藤原町市場493番地1