11月19日まで 登録有形文化財建造物写真展

ページ番号1013446  更新日 令和5年11月8日

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No.1013446
令和5年11月8日

内容

三重県内にある国の登録有形文化財建造物の所有者の会『みえ登録有形文化財建造物友の会』(愛称 「さんとうぶん」)といなべ市教育委員会共催で、県民の皆様はじめ内外の来訪者に登録有形文化財への理解をいただくことを目的に、国登録文化財建造物の写真展を開催しています。

日時

令和5年11月4日から19日までの毎週木曜日から日曜日 午前11時から午後4時まで
19日は午後3時まで

場所

いなべ市文化資料保存施設 桐林館(いなべ市北勢町阿下喜1980番地)

市長出席の有無

特記事項

展示する写真

(1) 桐林館(旧阿下喜小学校校舎) いなべ市

阿下喜村(現:いなべ市北勢町阿下喜)の尋常高等小学校として昭和12年に建築された建物です。昭和56年に小学校が移転した後、規模を縮小して敷地内へ移築されました。簡素な小学校校舎に小さな塔や玄関ポーチ、屋根窓を設け、地域の象徴にふさわしい形態をあらわしています。

(2) 横山家住宅主屋 菰野町

江戸時代に庄屋や代官、明治時代には村長、大正時代に衆議院議員を務め、明治時代に入り病院を開院しました。

主屋や書院などの建造物6件が登録有形文化財(建造物)「横山家住宅」として、建物の周囲にある庭園が登録記念物(名勝地関係)「横山氏庭園」として登録されています。

(3) 三重大学レーモンドホール 津市

アントニン・レーモンドが三重県立大学の図書館として設計した建物です。前面ガラス戸とする開放的南面や丸材を用いる架構等が特徴です。

(4) 恵日山観音寺観音堂 津市

観音寺は、津市の大門にある「津観音」として信仰を集めている寺院です。以前の観音堂は、慶長18年の完成とされ、仁王門や境内の塔頭寺院を含めて41棟が建ち並ぶ大伽藍でしたが、昭和20年の戦火で全てを焼失しました。 現在の観音堂は、昭和43年に復元されたものです。

(5) オーデン大門ビル 津市

津市中心部にある大門大通り商店街にある建物です。昭和3年頃に四日市銀行(現在の三十三銀行)の津支店として建設されました。第二次世界大戦末期には、津市中心部の多くの建物が空襲で焼失しましたが、この建物は焼失を免れました。昭和初期の銀行建築の好例となる建物です。

(6) 田中家住宅南土塀 松阪市  

田中家は、旧和歌山街道波瀬宿の脇本陣を務めた旧家です。南土塀は、河原石を積んだ石積の上に、古瓦を埋込んだ土塀としています。塀の中段には丸瓦の輪違や軒唐草を用いてアクセントをつけています。丁寧なつくりで全体の屋敷構えを整えています。

(7) 田中家住宅石垣 松阪市

櫛田川に面した崖地に矩折れに築かれています。高さ8.1メートルの規模で河原石を谷積にして、城郭を思わせる壮大な景観を形成しています。川に迫り出した独特な屋敷構えを象徴する構造物です

(8) 旧猪子家住宅 志摩市

英虞湾を見下ろす高台にある建物です。主屋は木造平屋建てで、玄関と台所部のそれぞれに入母屋の屋根を架けた、変化に富んだ外観です。保養地としての利用が進む伊勢志摩地域の和洋折衷の建物の先駆けとして、造形の規範となる建物です。

(9) 松井真珠店店舗 志摩市

志摩市賢島の海岸通りにあり、英虞湾に面して建っています。松井家は明治38年から志摩市内で天然真珠の買付・販売を行い、昭和4年の志摩電気鉄道(現在の近畿日本鉄道志摩線)の開業に伴って賢島駅前に真珠販売の店舗を構え、現在に至っています。

(10) 長谷園登り窯 伊賀市

天保3年創業の伊賀焼の窯元として知られる長谷製陶株式会社の登り窯です。南に高くなる傾斜地に設けられています。江戸末期に築造され、改修を繰り返し昭和40年代まで実際に使用されていました。伊賀地域で現存する最大の窯です。

(11) 梅田家住宅 名張市

名張の初瀬街道沿いに営んだ鋳物屋の店舗兼住宅です。建物は慶応2年に建築され、主屋、表蔵、中蔵、渡廊下とも外観、内部が良好に残っています

記者説明の有無

このページに関するお問い合わせ

教育委員会 生涯学習課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7846 ファクス:0594-86-7871
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地