【藤原岳自然科学館】今年生まれたネコギギの赤ちゃんを展示しています

ページ番号1015113  更新日 令和7年10月14日

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No.1015113
令和7年10月10日

内容

【藤原岳自然科学館】
今年生まれたネコギギの赤ちゃんを展示しています

日時

令和7年10月10日(金曜日)〜 12月26日(金曜日) *月、火曜日は休館
午前9時〜午後5時 入場無料

場所

藤原岳自然科学館(いなべ市藤原文化センター内)

市長出席の有無

特記事項

内容

国指定天然記念物ネコギギの展示を見ることができるのは、県内では藤原岳自然科学館だけ

三重県最北部に位置するいなべ市を流れる員弁川とその支流にすむネコギギが絶滅の危機にあることから2003年から三重県教育委員会が「員弁川水系ネコギギ保護増殖事業」を開始し、その後2006年にいなべ市教育委員会が引き継ぎました。生物多様性の保全をめざした魚類の放流ガイドライン(日本魚類学会)に基づいて員弁川水系由来のネコギギの家系管理による室内繁殖と生息環境改善区間への放流による復活を試みています。

2017年からは滋賀県立琵琶湖博物館および世界淡水魚園水族館アクアトトぎふ、2021年からは三重県立水産高等学校でも飼育繁殖を開始しています。本年はすべての施設で繁殖に成功しています。

今回は、本年いなべ市の施設内で生まれたネコギギの一部(25匹)を展示します。

【ネコギギについて】

ネコギギはナマズの仲間で、三重県・岐阜県・愛知県の伊勢湾周辺域のみ分布する日本固有の淡水魚であり、学術上貴重な種として国の天然記念物に指定されています。また、環境省のレッドリストに絶滅危惧種IB類として記載されている保全価値の高い魚です。

夜行性の淡水魚で、瀬と淵が交互に連続する区間の岩や大きな石の下、沿岸の横穴などのすき間を昼間の隠れにして暮らしています。夜になると、餌となる川虫を探しに泳ぎ出ます。繁殖期は7月ころです。

 

主催:藤原岳自然科学館(いなべ市藤原町市場493-1藤原文化センター内)

 

このページに関するお問い合わせ

教育委員会 自然学習室 [藤原文化センター]
電話:0594-46-8488 ファクス:0594-46-4312
〒511-0511 三重県いなべ市藤原町市場493番地1