9月は「がん征圧月間」です
9月は「がん征圧月間」です
毎年9月は、公共財団法人日本対がん協会が定めた「がん征圧月間」です。
がんとその予防について、正しい知識や早期発見・早期治療の大切さを広める活動が全国的に行われています。この機会に、家族や大切な人と一緒にがんについて考えてみましょう。
いなべ市のがん検診については、下記リンクをご覧ください。
がんについて知っておきたいこと
誰でもなる可能性がある
現在、日本人の2人に1人は一生のうちに何らかのがんになるといわれています。
がんはすべての人にとって身近な病気です。
完全に防げるわけではないが、なりにくくすることはできる
生活習慣や感染など、さまざまな要因でがんになると考えられています。
現在のところ、日本人を対象とした研究では、下記の項目が、がんの要因になるとされています。
- 喫煙(受動喫煙を含む)
- 食生活(過度の飲酒、塩分のとりすぎ、野菜や果物をとらない、熱すぎる飲み物や食べ物をとるなど)
- 太りすぎ、痩せすぎ
- 運動不足
- ウイルスや細菌への感染
がんを完全に防ぐことはできません。しかし上記の項目の見直しや対策によって、がんに「なりにくくする」ことはできます。
がんという病気そのものはうつらない
がんは、遺伝子が傷つくことによって起こる病気です。一部のがんの発生にはウイルスや細菌への感染が関係している場合がありますが、がんという病気そのものが、咳やくしゃみなどの飛沫や、他人との接触なとによって、人から人に直接うつることはありません。
高齢化の影響を除くと、がんによる死亡は減っている
がんになる人の数とがんで死亡する人の数はいずれも年々増加していますが、その主な理由は、人口全体に対する高齢者の割合が増えていること(高齢化)です。高齢化の影響を除いたときの、一定期間中にがんになる人の割合は、2010年ごろからほぼ横ばいに、がんで死亡する人の割合は1990年代半ばをピークに減少しています。
治療法の進歩などにより、がんにかかった人の生存率は、多くの部位のがんで向上する傾向にあります。すべてのがんを完全に治す(根治する)ことができるわけではありませんが、根治を目標とした治療を受けたあと、定期的な検査を受けながら、転移や再発をすることなく生活をしている人はたくさんいます。また、転移や再発をした場合でも、治療を受けながら社会生活を続けている人は少なくありません。
がんで死亡するリスクは、がん検診を受けることで下げられる
がんの種類にもよりますが、一般的に、がんは進行するとより治りにくく、また、がんそのものやがんの治療による体への負担もより大きくなります。科学的根拠に基づくがん検診を受けることでがんを早い段階で発見し、適切な治療を受けることが可能になります。
がん検診には、受診することによる利益(がんによる死亡のリスクの減少)だけではなく、放射線被ばくなどの不利益もあります。利益(メリット)と不利益(デメリット)のバランスを科学的根拠に基づいて吟味し、国が推奨しているのは、現在、大腸がん、胃がん、肺がん、乳がん、子宮頸がんの5つのがんです。
詳しくは下記のリンクをご覧ください。
がん検診を受けられたい方へ
いなべ市のがん検診(胃がん・大腸がん・乳がん・子宮がん・前立腺がん)は12月まで実施しています。
検診をご希望の方は下記のリンクからご確認ください。
このページに関するお問い合わせ
健康こども部 健康推進課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7824 ファクス:0594-86-7864
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地