ページ番号1013440 更新日 令和5年12月12日
所有する物を適切に整理整頓し収納することは、人々が快適に生活していくうえで役立つだけでなく、これからの持続可能な消費活動を実践していくために重要です。藤原町上相場で代表の畑中さんが実施する整理収納アドバイス事業「おかたづけサポート ufufuspace」の事業概要とSDGs取り組みを紹介します。
畑中さんは、個人・法人に対して、家屋・事務所の一部または全体における整理収納の支援、各種相談へのアドバイスなど、“おかたづけ”全般に関する支援サービスを提供しています。
同人が提供するサービスは、単なる清掃サービスではありません。「うふふ」と笑みが溢れ気分が良くなるような、整理整頓された状態を顧客自身が作り維持できるようにするための、整理収納や資源の有効活用に関する専門知識・考え方を共有し、習得してもらうことがサービスの本質です。整理収納の考え方を通じて、顧客に「暮らしが変わる」体験をしていただき、日常の生活や事業活動の品質を向上していくサポートをしています。
事業活動におけるSDGs関連の取り組みとして、顧客情報や個別相談に関する資料や顧客へ提供する整理収納に関する参考事例などの提案・情報提供資料などについては、電子資料での保存やメール等による共有などペーパレス化を積極的に進めています。
また、整理収納の考え方を普及することは、人々の生活を快適にするだけでなく、自身の生活を見直す機会を提供し、衝動買いの予防や廃棄物の削減といった、必要なものを必要なだけ消費する生活へ変化させていける支援であることから、持続可能な消費活動、つまりSDGs的な視点での生活を推進することにも繋がると考えています。
これらの考え方を中心に、既存の取り組みがSDGsとどのように関連しているかを整理するとともに、今後の目標と主な取り組み事項の取りまとめました。
整理収納サービスでは、顧客ごとに購買パターンや生活リズムのヒアリングを十分に実施します。ヒアリング内容を踏まえ、各顧客に適した整理収納の方法や考え方を共有・アドバイスしています。
これは、顧客が自然と整理収納に取り組み、適正な保管・管理状態を維持できるようにするためであるとともに、適正な保管・管理状態を継続することで、自身の所有物が明確化されるため、不要な買い物や衝動買いの予防にも繋がっています。
整理収納の考え方では「断捨離」などがキーワードとして取り上げられることが多いが、畑中さんが提供する整理収納サービスでは「片付け≠捨てる」の考え方がベースになります。とりあえず「捨てる」のではなく、不要品も含め所有物を適正に整理整頓したうえで、「今後も活用できるものかどうか？」の検討機会を設けています。
また、顧客が「不要」と判断した物についても、リユース方法（寄付団体等の紹介）やリサイク方法を紹介するなどし、単なる廃棄物としない提案を実施するほか、完全に廃棄する場合においても、廃棄方法が不明瞭な場合は、顧客の所在する自治体等へ確認し、適切な分別・廃棄処理ができるようサポートを実施しています。
近年、国内では豪雨災害が激甚化・頻発化し、各地で甚大な被害の発生するほか、東海地域は南海トラフによる地震や津波の発生への懸念など自然災害への備えが重要性を増しています。防災対策の1つとして防災備蓄は重要であり、備蓄品を購入している人も多いと思われます。
しかし、(独)国民生活センターの備蓄食品に関する調査では、備蓄を実施する6割以上の人が賞味期限切れになった経験があると回答しており、備蓄品の適切な収納・管理に課題がみられます。
それらを踏まえ、畑中さんは整理収納アドバイザー1級と防災備蓄収納1級プランナーの資格保有を活かし、緊急時にも活用できる防災備蓄の整理収納に関する情報の発信・周知を今後取り組み、安心・安全に住み続けられる地域づくりへの貢献していく予定です。
代表者：畑中 奈緒
所在地：三重県いなべ市藤原町上相場
創業：2018年10月
事業内容：各種整理・収納の支援、アドバイス、相談対応、セミナーの実施など
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