ページ番号1000881 更新日 平成29年3月9日
一般的に土砂災害というと「土石流」や「がけ崩れ」、「地すべり」を言い、雨の降り方が深く関わっています。発生原因や心がまえが異なりますので違いをよく理解しましょう。
土石流の特徴は「あっという間に大きな石や土砂が襲ってきます」
山腹や川底の石や土砂が、長雨や集中豪雨などの大量の水といっしょになって津波のように襲ってくる現象を土石流といいます。土石流が発生し流れ出した先頭の部分には大きな岩や石、流木が混じって小山のように盛り上がっています。流れるスピードは20キロメートルから40キロメートルと言われ自動車並みのスピードです。なかにはゾウくらいの岩も混じったものもあり、すさまじい勢いで一瞬にして家や田畑を押し流してしまいます。土石流は多くは雨が原因で起こります。1時間に20ミリメートル以上、降り始めから100ミリメートル以上の降雨量になったら十分な注意が必要です。
突然、岩や土砂がガラガラと落ちてきます。
がけ崩れは、斜面が突然崩れ落ちる災害です。崩れた土砂は斜面の高さの2倍くらいの距離までとどくことがあります。がけ崩れは地震や大雨、長雨で地面に水が染み込んで起きますが、地すべりとちがうところは、前ぶれがあまりなく、突然起き、スピードが速いことなどです。家の近くで起きると逃げ遅れる人が多くあります。あぶないと感じたらできるだけ早く避難する心がまえが大切です。
地面がひびわれ、家や道がズルズルと動きます。
地面は硬さや性質が違う土や石がいくつもの層になって積み重なってできています。地下水がねん土のようなすべりやすい層に染みこんで、そこから上の地面がすべりだすのが地すべりです。地すべりの動きは、ふだんは1日に数ミリくらいゆっくりですが、突然スピードが増すことがあります。広い範囲で地面がすべり、おし出された土砂や地面の移動によって家や道路がこわされたりします。
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