大雨と集中豪雨


ページ番号1000880  更新日 平成29年3月9日


[画像]イラスト:降水量を量っているところ(8.7KB)

日本は梅雨や低気圧、台風などの適度な雨に恵まれた四季折々の変化に富んだ国です。
しかしながら、ある程度まとまった雨が続いたり、集中的な雨が降ると、土石流の発生や土砂崩れ、河川の氾濫などが起き、人命、財産を脅かします。
強い雨を表す言葉には大雨と豪雨とありますが、大雨は多量に降る雨を言い、豪雨は災害を引き起こすような雨を指します。
雨量100ミリメートルと言えば、降った雨がどこにも流れず土の中に染みこまない時に雨水が10センチメートルの深さにたまったということです。自宅でも、雨量計がなくてもものさしがあれば雨量を計ることができます。危険を予測するために実践してはいかがでしょうか?

集中豪雨への備え

[画像]イラスト:減水と増水(18.3KB)

集中豪雨は台風の接近時や、日本付近に前線が東西にのびる梅雨時などに太平洋の高気圧の周辺に沿って暖かく湿った空気が流れ込んでくる時、湿った空気と前線が交わる場所で数多く発生します。
集中豪雨をもたらす積乱雲は短時間で急激に発達するため、突然雨が強まったり上流で強まった雨と合わさって河川が急に増水したりします。また、長雨が続き地盤が緩んでいる場合には、わずかな雨でも土砂災害につながったりします。このような短期間集中的に降る雨に備えるためには日頃から自らの行動範囲や危険箇所を十分認識しておくことが重要です。

雨量表

1時間雨量 10〜20ミリメートル

予報用語
やや強い雨
人の受けるイメージ
ザーザーと降る
人への影響
地面からの跳ね返りで足元が濡れる
屋内(木造住宅を想定)
雨の音で話声が良く聞きとれない
屋外の様子
地面一面に水たまりができる
災害発生状況
この程度の雨でも長く続く時は注意が必要

1時間雨量 20〜30ミリメートル

予報用語
強い雨
人の受けるイメージ
どしゃ降り
人への影響
傘をさしていても濡れる
屋内(木造住宅を想定)
寝ている人の半数くらいが雨に気づく
車内
ワイパーをしても見づらい
災害発生状況
側溝や下水、小さな川があふれ、小規模の崖崩れが始まる。

1時間雨量 30〜50ミリメートル

予報用語
激しい雨
人の受けるイメージ
バケツをひっくり返したように降る
屋外の様子
道路が川のようになる
車内
高速走行時、車輪と路面の間
災害発生状況
山崩れ・崖崩れが起きやすくなり危険地帯では避難の準備が必要。都市では下水菅から雨水があふれる。

1時間雨量 50〜80ミリメートル

予報用語
非常に激しい雨
人の受けるイメージ
滝のように降る(ゴーゴーと降り続く)
人への影響
傘は全く役に立たなくなる
屋外の様子
水しぶきであたり一面が白っぽくなり視界が悪くなる
車内
水膜が生じブレーキが効かなくなる
災害発生状況
都市部では地下室や地下街に雨水が流れ込む場合がある。マンホールから水が噴出する。土石流が起こりやすい。多くの災害が発生する。

1時間雨量 80ミリメートル〜

予報用語
猛烈な雨
人の受けるイメージ
息苦しくなるような圧迫感があり恐怖感を感じる
車内
車の運転は危険
災害発生状況
雨による大規模な災害の発生のおそれが強く、厳重な警戒が必要。

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