いなべFM第98回令和7年2月28日放送「ケアマネジャーの役割」について


ページ番号1014646  更新日 令和7年4月30日


いなべFM第98回令和7年2月28日放送「ケアマネジャーの役割」

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介護支援専門員という資格を「ケアマネジャー」とも言いますが、ケアマネジャーは、要介護者や要支援者の相談や、心身の状況に応じた介護サービスが受けられるようケアプランを作成したり、必要な事業所と連絡調整を行う専門職です。今回は、ナーシングホームもも 居宅介護支援室のケアマネジャー、平野陽子さんへのインタビューです。

 

 

 

自己決定を支援します

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私はナーシングホームももでケアマネジャーとして、介護認定を受けた方から相談を受けたり、ケアプランを作成し、サービス事業所や関係機関と連携し調整を行っています。

ナーシングホームももは、訪問看護ステーションが併設されていることもあり、終末期、つまり看取りを迎える依頼が多くあります。看取りを迎えるにあたり、「人生の最期を自宅で家族と一緒に過ごしたい」「自分の物を片づけたい」「家族と旅行がしたい」などといった本人の意向(希望)を伺います。また、病状が重く、入院中に余命宣告をされた方が、退院して自宅へ帰ることを選択することもあります。ケアマネジャーは、本人と家族の意向を伺い、これからの生活に向けて、ケアプランを作成します。訪問診療や訪問看護、訪問介護に必要なベッドや車いすなどの福祉用具を準備し、利用者が自宅で家族と一緒に療養生活が送れるように調整します。

終末期を自宅で過ごされたAさんのエピソードを紹介します。Aさんはたばこが大好きでした。しかし、入院中にたばこを吸うことはできません。Aさんは自宅に帰りたいと希望し、誰に否定されることもなく、大好きなたばこを吸って、自分の希望する生活を過ごされました。

入院中に余命宣告を受け、活気がなくぐったりしていた患者が、自宅に帰ると笑顔に戻るということがよくあります。ケアマネジャーは、本人が自分らしく生きることができるように、自己決定を支援します。また、他の専門職や地域住民と連携し、住み慣れた地域で最期まで生活ができるように支援します。

 

まとめ

ケアマネジャーの仕事は本人の意向(希望)を聞いて、その気持ちに寄り添い、必要なサービスにつなげることです。サービス利用中も、今の生活が本人の意向(希望)に合っているのか評価しながらサービスを継続したり、あるいは変更をします。介護保険サービスの利用は、ケアマネジャーを決めることから始まります。要介護認定の結果通知には、ケアマネジャーが所属する居宅介護支援事業所一覧表が同封されています。通院や入院中の方は、病院の医療相談室でも相談が可能です。

※インタビューの内容は趣旨を変えない程度に編集しています。

 

 

 


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