いなべFM第36回 令和4年7月22日:「介護予防」


ページ番号1012287  更新日 令和4年7月28日


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高齢者が要介護状態にならないよう、平成27年に介護保険法改正により介護予防・日常生活支援総合事業が創設されました。高齢になっても「要介護状態にならないように、予防をしていきましょう。」という事業です。介護予防事業を担当しておられるいなべ市社協作業療法士 位田 卓也さんへのインタビューです。

介護予防のキーワードは今からと継続!

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いなべ市社会福祉協議会の介護予防事業係は、フレイル予防に取り組んでおり、様々な介護予防教室を行っています。例えば、体力の低下を予防したい人向けに、「はつらつ教室」、「青空教室運動コース」運動が苦手で園芸が好きという人向けに、「青空教室園芸コース」を開き、地域の公民館などで介護予防の案内や、運動指導などをしています。他にも運動や体操、口腔機能や物忘れ予防などの介護予防セミナーを月1回開催しています。

特に「はつらつ教室」は、体力が低下し、日常生活に困りごとが出てきた要支援相当の方を対象に、様々な専門職が体操やレクリエーション、認知症の予防を紹介する、2時間ほどの教室で送迎も行っています。

「はつらつ教室」を利用された、80歳女性Aさんのお話です。Aさんは病気や困りごとなどがあっても、とても明るく会話も弾む方で、家でのことは全部1人でできる人でした。しかし夫が亡くなり一人暮らしで生活が不安になり、できていたことができなくなってしまい、引きこもりに近い状態になってしまいました。Aさんが「はつらつ教室」を利用されることとなり、まず初めに集団の中で交流をすることの楽しみを伝え、次に基礎体力を上げる運動や体操に取り組みました。ご自宅での自主運動に加え、ご自宅で「できること」を宿題として提案し、6か月間の運動機能向上に取り組んでいただきました。今では、かかりつけの先生に、「できることが増えた」「人と会うことの楽しみを再確認できた」と「はつらつ教室」を紹介してくれるほど元気になられました。Aさんは、腰が曲り歩行姿勢の改善が必要であったため、リハビリ職が自宅に出向き、歩行姿勢や体力改善のアドバイスや福祉用具の紹介などして、喜んでいただけました。

人は30歳前後を境に、体力が低下し、60歳以降は、さらに体力が低下すると言われています。大きな病気をしたり、老化による身体機能が著しく低下してからでは改善に期間を要します。「今、困っていないから大丈夫」ではなく、「もっと元気になりたい」の精神で、実年齢マイナス10歳の心と体を目指しませんか。

まとめ

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ご家族、ご近所の方やご親戚の方、お知り合いの方で、ちょっと、最近体力が落ちてこられたかな・・・と思われるような方がみえましたら、是非このような教室があるということをご紹介ください。

「はつらつ教室」の対象者

(1)要介護認定で「要支援1・2」と認定された方

(2)要介護認定で「非該当」となった方、または要介護認定を受けていない方で、「基本チェックリスト」に該当し、「事業対象者」と判定された方(40歳から64歳までの方は要支援認定が必要になります。)

介護予防に関するお問い合わせはいなべ市地域包括支援センター 0594-86-7818へお問い合わせください。

※インタビューの内容は趣旨を変えない程度に編集しています。

 


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福祉部 長寿福祉課 [いなべ市役所]
電話:0594-86-7819 ファクス:0594-86-7865
〒511-0498 三重県いなべ市北勢町阿下喜31番地


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