石灰岩地帯の植物たち ロックガーデン

ページ番号1001787  更新日 令和5年6月19日

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イラスト:ロックガーデン

植物の生育には気象条件や土壌条件が大きな影響を与えています。藤原岳や御池岳の石灰岩地帯も長い年月の厳しい気象環境によって風化やカルシウムの溶脱が進み、石灰岩が露出した場所が点在する現在の姿になりました。
風化やカルシウムの溶脱が進んでいない場所には古い時代の特別な土壌環境が残っており、古い時代から生育している植物が見られます。このような厳しい環境の中で生き残ってきた植物も減少した場合、生育条件の厳しさから再生することは容易でありません。
このロックガーデンはそうした厳しい環境の石灰岩地帯を再現し、藤原岳や御池岳の自然の大切さを伝えるために創出するものです。

日本の固有種であり好石灰岩性のセツブンソウやフクジュソウをはじめイチリンソウ・ニリンソウ・ミノコバイモなどスプリング・エフェメラルと言われる草本類と、ツゲアブラチャンハシドイダンコウバイ・コゴメウツギなどの木本類を配し、スプリング・エフェメラルの生育地として全国的に知られた藤原岳と御池岳のフロラ(植物相)を表しています。

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