夏緑広葉樹林(落葉広葉樹林) シデ・モミジ林

ページ番号1001784  更新日 令和5年6月19日

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イラスト:シデ・モミジ林

藤原岳の700メートル前後から上部にかけては夏緑広葉樹林が発達しています。
初夏から初秋にかけては緑豊かな様相を呈し、秋の訪れとともに黄葉、紅葉に色づき、季節の深まりに伴って褐色葉へと変化を見せ、晩秋には葉を落とし冬枯れの様相となります。

葉を落として明るくなった林の下では春に開花してくる草花が活動を開始します。いわゆるスプリング・エフェメラルと言う一群(セツブンソウ・ニリンソウ・カタクリ・キクザキイチゲ・ヒロハノアマナなど)の植物たちです。
春には明るい樹林の下でこれらの植物が開花し、藤原岳の夏緑広葉樹林の魅力を高める立役者となっています。

ここに創出しようとしている森林は、藤原岳に見られるシデ・モミジ林を表すものです。
森林の構成は、高木層にイヌシデ・アカシデ・オオモミジなどを、亜高木層にシロモジアブラチャン・イタヤカエデ・ヤマコウバシなど、低木層にはコマユミクロモジコアジサイなど、草本層ではセツブンソウ・フクジュソウ・チゴユリなどです。

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